今回も引き続き、書くことが苦手な人に向けて、セールスライティングの基本をお届けします。
これまで、
- セールスライティングとはどんなものか
- セールスライティングのポイント:目的を明確にする
- セールスライティングのポイント:ターゲットを絞る
といった内容を解説してきました。過去の記事は、以下をご確認ください。
▼第1回の記事
https://www.akibare-hp.jp/ml/sales-writing1
▼第2回の記事
https://www.akibare-hp.jp/ml/sales-writing2/
今回は、実際にライティングを行うとき、どんな順番で進めればスムーズに書けるかをご紹介していきます。
1.ネタ集めに時間を割く
「何を書いていいかわからない」という理由でなかなか文章が書けない方は、リサーチや取材をもっとたくさんする必要があります。
ターゲットの悩み、その商品が与えられる解決法、実際に使ってみた人の声など、書き始める前のネタ集めに時間を割きましょう。
セールスライティングの場合は特に、
- 実際に行動を起こしたユーザー
- その商品を扱っている現場の担当者や営業マン
から取材やリサーチをすると、ターゲットの心に刺さる内容を文章に盛り込めます。
そのほか、
- 自分の体験や考えを洗い出す
- インターネットや書籍で調べる
という方法もあります。
いろいろなネタを集めたら、文章に盛り込みたいことを抜き出して箇条書きにしましょう。
2.構成を決める
ネタ出しがある程度できたら、文章全体の構成を決めます。
「何から書き始めていいかわからない」「書いてみたけど説得力のない文章になった」という人は、構成を決めずに書き出そうとしていることがあります。
構成をある程度決めてから書き始めるためにも、書き始める前に目次(見出し)を作りましょう。
文章の構成にはいろいろなフレームワーク(テンプレートのようなもの)があります。このフレームワークを意識すると、構成を作りやすくなります。
たとえば、国語の授業でならった「起承転結」もフレームワークのひとつです。
また、筋の通った文章を作りやすいフレームワークのひとつに「PREP法」というものもあります。「PREP法」なら、文章を書きなれない方でも、わかりやすい文章を書けるようになるでしょう。
以前もご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
「PREP法」を活用して反応のとれるホームページを作ろう!
3.準備7割で上手く書ける
さて、ここからやっと文章を書く作業に入ります。
いろいろなネタが集まっている状態なので、「何を書いたらいいかわからない」「何から書けばいい?」と真っ白な状態で悩むことはないはずです。
できている構成に従って、ネタ出しで用意した箇条書きを配置し、間に文章を補っていけば、一通り文章が完成します。
そう考えると、「書くこと自体」はたいした労力ではないと思えるので
ぜひ実際に手を動かして、前回・今回とご紹介した内容を踏まえ、文章を書きあげてみてください。文章を書ける自信につながります。
次回は、「文章が完成した後に行いたい2つのこと」をご紹介します。
「書き上げた文章の見直し方・練り直し方」と、「PDCAサイクルを回して文章を反応改善する方法」をお話していきますので、ぜひお楽しみに。