今回からは、ホームページの成果を上げるには避けて通れない「セールスライティング」のポイントについて、複数回に渡りお届けします。
セールスライティングとは?
「セールスライティング」は、商品やサービスの販売を促進するための文章全般を指す言葉です。
文章は、その目的によっていくつかに分けられます。
ビジネスでよく使われる文章の目的は、以下のようなものが代表的です。
- 伝達する(メールや報告書など)
- 説明する(マニュアルや解説書など)
- 印象づける(キャッチコピーやブランドコピーなど)
- 行動を促がす(販促目的のホームページやDMなど)
セールスライティングは、上記の4つ目、「読む人に行動を促がすための文章」です。
「買う」「クリックする」「ダウンロードする」「予約の電話をする」など、読んだ人に何らかの行動を起こさせることを目的として書きます。
セールスライティングの使い道
セールスライティングは以下のような場面で使われます。
- 販促用ホームページ
- ダイレクトメールやチラシ
- メールマガジンやステップメール
このような場面で使われる文章をまとめて「セールスレター」と呼ぶこともあります。
共通しているのは、どれも「読者に行動してもらうことで成果が達成される」という点です。
例えば「資料請求」を目的としたページがあるとします。
どんなに上手な文章でも、「そのうち請求してみようかな」「他のところも見てみようかな」とページを閉じる人ばかりでは、セールスライティングとして成功しているとはいえません。
逆に、多少つたなくても、読者の心にぐっと刺さって「これは今すぐ資料請求しなくては!」と行動を起こさせる文章になっていれば、セールスライティングとして成功していると言えるでしょう。
セールスライティングの良し悪しは、文章の上手い下手では決まりません。文章が下手だからと敬遠せずに、取り組んでみていただければと思います。
しかし、どうしても「文章を書くことが苦手」という方も多くいらっしゃいます。
書くことが苦手なのはなぜ?
書くことが苦手な方は、
「上手く書かなくてはと考えると、自信が無くなってしまう」
「なんとか書き上げてみても、何を言いたい文章なのかわからない」
といった悩みを抱えているケースがほとんどです。
こうした悩みを抱えてしまう原因は「書くべき文章の目的を明確にしないまま、書き始めようとしている」ことにあります。
セールスライティングでは、何よりも「〇〇という行動を起こしてもらう」という目的を常に意識することが大切です。
特別な才能や創造性、芸術性などは必要ありません。
ライティングが苦手と思っている方でも、目的をしっかり設定し、いくつかのポイントを押さえれば、反応の取れる文章を書けます。
ホームページで成果を上げたいと考えている場合、セールスライティングは避けて通れません。
次回からは、セールスレターを書くための具体的なポイントをご紹介していきます。