インドアビューとは?設置のメリットと作成費用の相場
現代は店舗経営の企業でも、インターネットを使って集客をする時代になりました。
しかし店舗型だとお店に来てもらうまでの労力が必要なため、インターネット上でやり取りが完結するサービスと比べると集客が難しい面もあるでしょう。
そこで、お店に来てもらうきっかけ作りや来店ハードルを下げるときに便利なインドアビューがおすすめです。
インドアビューのメリットや設置するべき業態、作成費用の相場などを解説します。
インドアビューとは?4つのメリット
「インドアビュー」とはなんでしょうか?
Googleマップなどに表示されるストリートビューを見たことがある人は多いでしょう。
その場所の景色やお店の外観を、360度パノラマ写真として見られる機能です。
ストリートビューが外観であるのに対して、インドアビューはお店の内装を360度見渡すことができる機能です。
室内の様子を見渡せることは、ユーザーと企業にとって4つのメリットがあります。
店内をイメージしてもらえる
デートに行く飲食店を探すときや雰囲気の良いホテルを探すときなど、外観だけを見ても店内のイメージまではできません。
インドアビューを設置することで、ユーザーにお店の中を見てもらうことができます。
自分が過ごす店内ですから、その中で自分が過ごすシーンをイメージしてもらうことは大切です。
イメージできるからこそ「雰囲気が良さそうだから行こうかな」とお問い合わせしたり、本格的に検討してもらえるんですね。
お客様が来店しやすい
行こうと思っている場所が初めてのお店の場合、実際に行くまでのハードルが高く感じることがあります。
そこで、インドアビューを利用してユーザーに室内を見せ、同時に室内に入ったときと同じような疑似体験をしてもらいましょう。
あらかじめインドアビューで来店のハードルを下げておくことで、初めての入店であっても来たことのあるお店に入る感覚を持ってもらえます。
それが来店しやすさを作り、集客に成功するポイントとなるでしょう。
検索結果の画面で目立つ
あなたはお店を検索したときに、Googleの検索結果にストリートビューやインドアビューが表示されているのを見たことがありますか?
この画像の赤い部分に内装のインドアビューが表示されることがあります。
そうすることで検索結果の画面で目立ち、クリックされやすくなるのです。
インドアビューはGoogleマップはもちろん、ホームページやSNSにも貼り付けられるので、特に目立たせて集客を狙いたい場所などに設置すると良いでしょう。
従業員の意識向上
インドアビューを撮影するときには店内を綺麗に掃除して、できるだけ良いイメージを持ってもらうような工夫をしますよね。
実は撮影後もインドアビューを設置しておくと、従業員の意識向上につながるのです。
来店するお客様はもしかしたらインドアビューを見て来てくれたのかもしれません。
良いイメージを持って来てくれているため、そのイメージを崩さないように従業員も小さなゴミひとつにも気を配るようになるというメリットも!
インドアビューを設置するべき業態
インドアビューはあると便利ですが、特に設置するべき業態というのがあります。
どんな業態が設置したらいいのでしょうか?
飲食店や美容室などの店舗型サービス業
飲食店や美容室など、店舗経営が主軸となるサービス業はインドアビューがあった方がいいでしょう。
雰囲気でお店を選ぶユーザーも増えてきているため、店舗の良さをパノラマ写真でアピールしていってください。
やはりインドアビューがあるのと無いのとでは、集客に差がつきやすい業態です。
ホテルや幼稚園など雰囲気重視の業態
値段の安さよりもラグジュアリーさを求めているユーザーにとって、ホテル内のインドアビューはかなり重要なチェックポイントです。
また、幼稚園や保育園など親が顧客になる業態では、我が子を通わせる場所の雰囲気を重視して園を決定します。
特に幼稚園などは、親御さんが直接園に行って見学をする時間が取れないことも多いです。
そこにインドアビューがあることで、見学に行かなくても園の様子が見れるのは、普段忙しい親御さんにとってニーズが高いでしょう。
病院などの安心感を与えたい業態
歯科医院や内科医院など、すべての病院・クリニック系の業態にもインドアビューの設置をおすすめします。
なぜなら病院はユーザーにとってハードルが高い場合も多く、どれだけ安心感を与えられるかがポイントになるからです。
美容クリニック系もイメージアップのためにインドアビューを導入しましょう。
インドアビューがそのままブランディングや信頼度のアップにつながり、ユーザーが来院しやすくなります。
インドアビュー作成費用の相場
インドアビューのメリットと導入すべき業態がわかったところで、実際の作成費用の相場についても見ていきましょう。
まず、インドアビューはGoogleが認定したプロのカメラマンしか撮影することができません。
インドアビュー導入を依頼するときには、事前にGoogle認定カメラマンかどうかをチェックしておく必要があります。
そして撮影方法も覚えておきましょう。
インドアビューは360度のパノラマ写真を撮影しますが、撮影方法としては1点ずつ撮影し、それを編集で繋ぎ合わせる方法が一般的です。
撮影費用は固定ではなく、撮影ポイントがいくつあるかで変動してきます。
費用の相場
撮影費用は「契約料(編集費)」と「撮影費」の2つがあります。
「契約料(編集費)」は写真を撮るための準備や機材、つなぎ合わせの作業代として考えると良いでしょう。
そして「撮影費」は、実際に写真を撮るための費用です。
契約料の相場は5万前後、撮影費の相場は撮影場所1ポイントにつき1万円ほどです。
パノラマ写真を撮るためには最低3ポイントは必要になるので、全体の相場としては最低8万円から。
ほとんどの場合10万円〜かかることが多いでしょう。
撮影場所は小規模なお店なら3〜5ポイントでいいですが、個室のお店などになると8〜10ポイント、1階と2階を撮影すると15ポイント以上かかることもよくあります。
また、カメラマンや撮影会社によっては撮影から編集すべて込みのパックプランを用意しているところもあります。
実際に依頼するときにどちらのプランを利用するかよく検討してくださいね。
維持費はかからない
撮影費用としては10万、場合によっては20万近くかかりますが、実はインドアビューには維持費がかかりません!
払い切り型の仕組みになっていて、導入費用のみでGoogleマップや自社ホームページ、SNSに掲載することができるのです。
つまり、一度撮影してネット上に載せてしまえば、それ以降の掲載費などの追加費用はなしでずっと集客の効果を得ることができるんですね。
その点で考えると、インドアビューは費用対効果の高い集客ツールだと言えます。
インドアビュー導入のメリットと作成費用の相場まとめ
インドアビューを導入することで、ユーザーにとってはお店の雰囲気をイメージできたり、来店のハードルが下がったりというメリットがあります。
企業側にとっては集客になり実際に来店してもらいやすくなったり、店舗のブランディングやイメージアップになったりというメリットも。
店舗型経営のお店や幼稚園、病院などは特に導入することで恩恵を得られるでしょう。
導入費用もそこまで高額ではないので、迷っているならぜひ導入しておきたいところ。
一度導入してしまえば追加費用なくずっと集客ツールとして利用できるので便利ですよ。
インドアビューを利用して、より多くのユーザーに来店してもらえる仕組みを作りましょう!