ホームページライティングの鉄則はわかりやすいこと
弊社の会員さまからは、「ホームページの文書を書くのが苦手」「どうしても難しい文書になってしまう」といったご相談をいただくことが少なくありません。
たしかに、日ごろから文書を書き慣れていないと、なかなか筆が進まない……というのも仕方のないことです。
しかし、御社の製品やサービスのメリットを、文書でわかりやすく伝えることは、ホームページの成否を左右する大切な要素。とくに、説明が必要な珍しい商品や特殊なサービスの場合はなおさらです。
そこで今回は、そうしたホームページコンテンツの基本的なライティングポイントについて、お話しいたします。
わかりやすく書きましょう
ホームページ文書はとにかく「わかりやすく」書く、これが鉄則です。
わかりやすさにもいろいろとありますが、
- やさしい日本語を使う
- 専門用語の使用は最小限に
- 漢字を使い過ぎない
といった点にまずは気をつけてみてください。
たとえ専門家向けの製品やサービスを提供しているとしても、全体としてはわかりやすい表現の文書が好まれます。
わかりやすい表現をすると読みやすくなり、結果として、長い文書でも読み続けてもらえるのです。
もちろん一般向けの場合は、専門用語の使用は最小限にし、専門知識がまったくない人でも理解できる文書を心がけてください。
また、パソコンの画面に表示される文書は、漢字が多すぎると読みにくくなりますので、漢字と仮名のバランスに注意しながら書くようにしましょう。
なお、できあがった原稿をすぐに公開せず、翌日読み返してみたり、知人に読んでもらって、感想を聞いてみるのがおすすめです。
ご自身で書いた文書を客観的に読むのは難しいので、第三者の感想はとても参考になります。
カタログやパンフレットの丸写しはしない
製品やサービスのカタログやパンフレットを元にしてホームページを製作した場合に多いのが、「カタログやパンフレットの丸写し」になってしまうケースです。
カタログやパンフレットは、営業マンがお客さんに見せながら補足説明するのが前提なので、ポイントを簡潔に箇条書きしたような文書でも問題ありません。
しかし、ホームページは説明する営業マンがいませんから、カタログやパンフレットそのままの内容では説明不足でわかりにくくなってしまうのです。
こういう場合は、いつも客先で話している内容をそのまま文書にしましょう。
お客さんには、わかりやすくするための必要な説明を加えながら、順序立てて話しているはずですので、その内容をそのままホームページに載せてみてください。
メニューをわかりやすく並べる
「メニュー」とはホームページの横や上、下などにある目次のような部分です。
とくに、ホームページの横に配置される「サイドメニュー」は、アクセス者が製品やサービスを理解しやすい順番(=直接お客さんに説明する順番)で並べるようにします。
また、わかりやすいメニューにするため、親メニューと子メニューとを使い分けて、見た目にもわかりやすいようにするのが大切。
インデント(字下げ)や行頭の画像を変えるなどして、メニューのグループ分けが一目でわかるように工夫しましょう。
いかがでしたでしょうか。
今回は、ホームページ文書をライティングするときのポイントについて、基本的なことを中心にお話しました。
皆さんもぜひ、アクセス者にとって「わかりやすい」ホームページ文書を心がけてくださいね。