「ソーシャルメディア(socialmedia)」というのは、誰でも参加でき、情報発信ができる、インターネットのツールのこと。
たとえば、次のようなものです。
- ブログ(ライブドアブログ、ココログ等)
- SNS(ツイッター、フェイスブック、ミクシィ等)
- ソーシャルブックマーク(はてなブックマーク等)
- 動画共有サービス(ユーチューブ、ニコニコ動画等)
皆さんもどこかで名前を耳にしたことがあるような、多彩なツールがこのソーシャルメディアに含まれます。
一般に「メディア」というと、テレビや新聞、雑誌などのいわゆる「マスメディア(マスコミ)」とほぼ同義といえます。
それらが発信する情報は、ある程度の信頼性が担保されていて公共性が高く、専門性の高い技術者や大がかりな設備も必要で、誰でも情報発信ができるわけではありませんでした。
それに対して「ソーシャルメディア」は、パソコンや携帯などを使って、いつでもどこでも誰でも、手軽に情報発信できるのが特徴。
今まではごく「一部の限られた人」にしかできなかったことが、「ほぼすべての人」にもできるようになったわけで、いわば市民のためのメディアといったところです。
ソーシャルメディアはなぜ注目されているのか
たとえば、ツイッターを普段から利用されている方ならば実感されていると思いますが、ソーシャルメディアの特性としては以下の2点があげられます。
(1)リアルタイムな情報を得られる
この点に関しては、オリンピックなどの大きなスポーツイベントの際や、災害発生時や交通機関に支障が生じた場合などに、その便利さを実感している方も多いでしょう。
かつては、たとえばオリンピックの結果を知るためには夜のニュースまで今か今かと待っていなければならなかったものですが、今やソーシャルメディアをただ開いていれば、どんどん結果が流れてきます。
また、鉄道が運転見合わせをしている、といった場合は、鉄道会社が提供する運行情報よりもずっと早く情報が入手できます。しかも、その影響で混雑しているホームの状況などを写真入りで知ることができるのです。
若者を中心に新聞の購読率やテレビの視聴率が大幅に下落しているのも、人々が情報源とするメディアが変化してきていることの現れだということができます。
(2)身近な知り合いの感想を得られる
たとえばツイッターの場合、気の合う、または趣味趣向のあう人同士がお互いをフォローしあうことで、それぞれの投稿を時系列で見ることができるようになります。
このようにしてつながった相手が、たとえば自分の興味のあるものを「まさに今使いながら」「率直な意見」として発言していたら、あなたはどう感じるでしょうか。
「同じような考え方の人がそう言っているのだから、きっと間違いないだろう」「仲の良い友人が言っているのだから、自分もぜひ試してみよう」という具合に感じるはず。
このことは、かつてのテレビ広告のように、作り手側からの一方的な情報提供では考えられなかった、判断基準の変化をもたらしているのです。
そして、顧客に愛されるサービスが評価されるという、本来あるべきマーケティングへと原点回帰していくきっかけともなっています。
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