弊社には、ホームページ作成に関するご相談が毎日たくさん寄せられますが、その中でも「サーバー」に関することはかなりの数を占めています。
普段インターネットを閲覧するとき、サーバーの存在を意識することはありませんので無理もないのですが、ホームページを作るにあたっては、避けて通れないポイントです。
「サーバー」は実社会の「テナント」
ホームページはあなたのパソコンなどで作成しますが、当然、そのままでは誰にも見てもらえません。たくさんの人に見てもらうためには、インターネットを通じて誰でもアクセスできる場所に、作ったホームページを置いておく必要があります。
その場所が「サーバー」(ホームページサーバー)なのですが、ちょっとピンと来ないと思いますので、実店舗との比較で考えてみましょう。
あなたが実店舗(または事務所などでも同じです)をオープンするとしたら、まず入居する「テナント」を借りますよね。いくつかのビル(テナントビル)の中から一番条件に合う物件を選び、テナント業者からテナントビルの一室(テナント)を借りるわけです。
この「テナントを借りる」のが、ホームページでは「サーバーを借りる」こと。ホームページという店舗(や事務所)を、サーバーというテナントビルの中にオープンするイメージです。
テナントビルを複数の部屋に分けて、それぞれの区画を「テナント」として貸し出していますが、通常、サーバーの内部もいくつかに分割して貸し出します。分割された各スペースのことを、「サーバースペース」と呼び、ここにホームページのデータを置いてインターネットを通じて公開するのです。
ここまでの関係をまとめると次のようになります。
- テナント業者 = レンタルサーバー業者
- テナントビル = レンタルサーバー
- テナント = サーバースペース
実社会でも、自社ビルを建てるのはそう簡単ではありませんが、テナントビルの一室を借りるのであれば、費用もそれほどかかりませんし、メンテナンスも管理会社に任せておくことができます。
ホームページのサーバーも同じこと。自社でサーバーを設けて管理運用するのはかなりハードルが高いのですが、レンタルサーバーを借りれば、誰でも簡単にホームページを開設できます。もちろん、サーバーのメンテナンスはサーバー会社が行いますから、難しい知識は必要ありません。
いかがでしたでしょうか。
今回のお話しをまとめると、
- 「サーバー」はホームページをインターネットで公開するために必要
- 「サーバー」は実店舗のオープンに必要な「テナント」
- 実店舗の「テナント」と同様に、レンタルするのが一般的
このように覚えておいてくださいね。
もっと実際の事例を知りたい方は初心者むけホームページ作成のページも参考にしてみてください。