さて続いては、「見込み客の獲得コスト」についてお話ししてみます。
本コンテンツも「会話調」でお話しします。(私と会員Aさんの会話だと思って下さい。)
ホームページにおける見込み客とは?
A | 「吉本さん、今度ホームページで見込み客を開拓したいんですけど、ホームページの作り方はどのようにしたらいいですかね?」 |
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私 | 「そうですね~。ところで見込み客を獲得する、と言うのは、具体的にはどういことか、わかりますか?」 |
A | 「お客さんの情報を教えてもらう、ってことですよね。」 |
私 | 「ええ、そうです。資料送付の場合は、“住所+氏名”、メールでの情報提供の場合は、 メールアドレス”を、入手することですね。つまり、継続的に“見込み客”とコンタクトできる“連絡手段”を教えてもらうことが、 ホームページでの“見込み客獲得”ということなんです。」 |
A | 「ふむふむ。」 |
私 | 「ところで、一般的に、この見込み客を獲得するコストって、どれ位かかるか、ご存じですか?」 |
A | 「いや~、今までマーケティングなんてやったことないもので……」 |
見込み客の獲得コスト
私 | 「商品によってピンキリですが、例えばクレジットカードの資料申込みなんかだと、1件1万円くらいが相場と言われています。」 |
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A | 「へえ~、そんなに高いんですか」 |
私 | 「しかもこのコストは、あくまでも“資料送付先の住所氏名を入手するための費用”です。 資料を送付しても実際に申込みするのは、その何割かですから、実際の“顧客獲得コスト”は、もっと高いんですよね~」 |
A | 「う~ん。じゃ、私の場合だと、いくら位ですかね?」 |
私 | 「Aさんは税理士さんですから、対象とする税務アドバイスの内容で、かなり上下すると思います。 例えば“不動産の節税に興味がある人”はたくさんいますから、多分1,000円~2,000円/人くらいだと思いますよ。 でも“今現在、相続税で困っていて、直ぐに契約してくれそうな見込み客”だと、たぶん2~3万円/人くらいじゃないでしょうか?」 |
A | 「へ~。じゃあ、吉本さんの場合はどれ位で、見込み客を獲得しているんですか?」 |
私 | 「どのルートでホームページにアクセスしてもらったかで、 コストは大分違いますね。検索サイト経由の場合は、ほとんどコストはゼロですし、 リンク先からのアクセスも同様にコストゼロです。」 |
A | 「0円ですか。いいですね~」 |
私 | 「でも、インターネットで広告を打った場合、もう少しお金がかかります。 電子メールのアドレスを獲得するだけだったら、安くて200円、広告に失敗して高くついた時だと、1,000円くらいでした。」 |
A | 「へ~。かなり違うんですね」 |
私 | 「また、住所氏名を登録してもらうのは、電子メールよりも敷居が高いのでコストがかかりますね。 先ほどのはアドレス登録だけの場合ですが、 住所氏名+電話番号を登録してもらったケースだと、広告が上手くいって、 安いケースで1,000円、失敗して高くついたケースだと、9,000円/人でした。」 |
A | 「結構、ばらけますね。」 |
私 | 「ええ、そうなんですよ。初めの頃はノウハウがあまりなかったので、 コストパフォーマンス悪かったですね~。最近はようやく、 安く見込み客を獲得するノウハウがついてきましたけど・・」 |
A | 「じゃあ、私はどうすれば良いですかね?」 |
私 | 「最初からお金かけると失敗しますから、まずは地道に、 検索サイトやリンク集からのアクセスを増やしていきましょう。 そして、アクセスしてくれた人に、資料請求してもらうノウハウを蓄積していくのが先決ですね。」 |
ホームページを商売に活用する第一歩は、「見込み客を獲得すること」。
これはホームページの作り方を学ぶ上でまず把握しておくべきことです。
でも、この見込み客獲得には当然お金がかかります。
現実の世界でも、チラシをまいたり、DMを送ったりして、あの手この手で見込み客を獲得しようとしますが、ネットでも同じです。
Aさんとの会話でも出てきましたが、対象の商品や登録してもらう情報により、このコストは100円~何万円と、大変な開きがあります。
したがって、ホームページでの見込み客獲得コストはどれくらいにするのか、ホームページ作成の第一歩として事前に検討しておきましょう。
500円の商品を売るのに、1万円もコストをかけたら、大赤字ですからね。
さて続いては、ホームページにおける「見込み客獲得」の王道手段、「メールアドレスの収集」についてお話ししてみましょう。