ペンギンアップデートの影響と対応策
今回のご相談
以前は、「フィリピン 留学」「格安 留学」などのキーワードで、5位くらいでした。
しかし4月後半ごろから徐々に順位が下がり、とうとう圏外になってしまいました。
重複したコンテンツがあるのですが、順位の下落はそのせいでしょうか?
ご回答
結論から言うと、今回の順位下落は重複コンテンツの影響ではなく、外部リンクの問題によるものでした。
調査したところ、この会員さまのホームページは2012年4月後半から徐々に順位を下げており、これは、Googleによるペンギンアップデートの影響を受けたものと考えられます。
一方、「重複コンテンツ」の排除を目的としたGoogleのパンダアップデートは2012年の7月18日に実施されました。
その時点で一時的に順位が下がりはしたものの、その後上がってきているので、パンダアップデートの影響は受けていないと考えられるのです。
ここでパンダアップデート、ペンギアップデートについておさらいしておきます。
- ペンギンアップデート=「過剰な被リンク対策の撲滅」
- パンダアップデート=「内容がお粗末なホームページの撲滅」
この「内容がお粗末なホームページ」には、重複コンテンツも含まれますが、今回の原因はこちらではなく、調査の結果、次のような点が判明しました。
- 会員さまのホームページにリンクしていた大量のサイトがGoogleから消えてしまった
- 同一のリンクテキストが多用されている
おそらく、消えてしまった大量のサイトは、SEO目的で作成された、Googleのガイドラインに抵触するようなサイトだったのでしょう。
そうしたサイトからのリンクが多かったため、この会員さまのサイトも影響を受けたものと思われます。
そこで、対策としては、まず被リンクの見直し(消えてしまったサイトのリンク削除、その他の怪しいリンク(有料リンクなど)の削除)を行い、そのうえで、
- リンクテキストのバリエーションを増やす
- 質の高いサイト(アクセス者の役に立つサイト)からのリンクを増やす
ことをご案内しました。
なお、今回は重複コンテンツの影響を受けていないようでしたが、今後Googleのアルゴリズムがさらに厳しくなる可能性もあります。
認識されている重複コンテンツは、できるだけ早いうちに解消しておいたほうがよいでしょう。