キーワードをSEOタイトルに入れる際の注意点
今回のご相談
Googleのパンダアップデートで、コピーコンテンツへの対処が厳しくなっているそうですが、それに関連して教えてください。
決してコピーしてコンテンツを作っているわけではないのですが、たとえばQ&Aのページのように、どうしても文章の内容が似かよってしまうことがあります。
こういう場合は、SEO用タイトルも似たものが多くなってしまうのですが、これもコピーコンテンツということになるのでしょうか。
ご回答
ご質問者がおっしゃっているとおり、Googleが一昨年より開始した「パンダ・アップデート」では、コピーコンテンツ(重複した内容)が多いホームページの評価が下げられています。
パンダ・アップデートの目的は、「アクセス者の役に立つ検索結果を提供する」ことです。
他のホームページからコンテンツをコピーして作ったページばかりが上位に表示されたら、アクセス者にとってよい検索結果とはいえません。
ですからGoogleは、オリジナリティの高いページを上位に表示させて、アクセス者の役に立つ検索結果を提供するため、コピーコンテンツに対して厳しく対処しているのです。
さて、たしかに「Q&A」や「よくあるご質問」といったページや、「制作事例」「導入事例」といったページは、似たタイトルになりがちです。
たとえば、次のようなタイトルです。
遺言、相続に関するよくあるご質問(その1)
遺言、相続に関するよくあるご質問(その2)
遺言、相続に関するよくあるご質問(その3)
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マンションリフォーム事例1
マンションリフォーム事例2
マンションリフォーム事例3
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内容はそれぞれ違っているのでしょうが、タイトルでは違いがわかりません。
検索エンジンは、どうして似た内容になってしまっているのか、その理由までは判別できないので、タイトルが似ているページが多いと、「重複した内容が多く存在している」と判断されてしまう可能性があります。
そのように判断されないようにするため、ページの内容を反映させたタイトルに変更しましょう。
たとえば、こんな感じです。
遺言書には何を書けばよい?~遺言、相続Q&A
なぜ遺言が必要なのですか~遺言、相続Q&A
相続人が海外にいるのですが?~遺言、相続Q&A
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念願の対面キッチンを実現!|マンションリフォーム事例
子どもの成長に合わせて間取りを変更|戸建てリフォーム事例
段差をなくして安全で暮らしやすい部屋に|戸建てリフォーム事例
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このようにすると、タイトルにそのページのキーワードが含まれるようになるので、新たなキーワードでの検索によるアクセスも期待できますので、ぜひ工夫してみてください。
パンダアップデートは昨年の7月から数回にわたって実施され、今後も継続的に行われる予定ですので、思い当たる点がある方は、できるだけ改善しておくことをおすすめいたします。