先日、グーグルのウェブマスター向け公式ブログに、こんな記事が掲載
されました。
▼ガイドライン違反を繰り返すSEO業者への対応について
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2013/10/seo-firms.html
内容を簡単に言うと、SEOだけを目的としたリンクを販売する一部の
SEO業者に対し、
「悪質だと判断した場合はしかるべき対処をしますよ」
とあらためて警告をしたのです。
グーグルが昨年から開始した「ペンギンアップデート」は、
・過剰な被リンク対策の撲滅
をおもな目的としています。
過剰な被リンク対策とは、
・SEO業者により自動で(機械的に)登録された相互リンク
・内容に関連性のないホームページとの大量の相互リンク
・ただ単にSEOのみを目的とした被リンク対策
といったもののことです。
すでにホームページをお持ちの場合、お金を払ってリンクを張ってもら
う「有料リンクサービス」を利用している方もいらっしゃるでしょう。
しかし、こうしたサービスの一部には、残念ながら、上記のような低品
質なリンクを提供しているものもあるのです。
そのようなリンクを張られていると、いずれホームページの順位が大幅
に下落したり、検索結果に出てこなくなったり、ということになりかね
ません。
こうした背景もあり、有料リンクサービスの利用は慎重にしましょう、
と、このメールレターでも何度かお話ししているわけです。
悪質なSEO業者に泣き寝入りしない
こうした情勢にも関わらず、悪質な業者はなくなりません。
グーグルは「悪質」な例として次のようなケースを挙げています。
・不安になった利用者が、そのSEO業者から張られたリンクを削
除するよう依頼しても削除しない。
・「影響はない」と、のらりくらり言い逃れをする。挙句のはてに、
グーグルにはこのことを黙っているようすすめる。
・リンクを削除するための法外な費用を要求してくる。
これは想像以上にひどいですね。(^_^;)
もしこんな対応をされたら、どうすればよいでしょうか。
まず、過去に有料リンクサービスを利用したことがある方は、「Google
ウェブマスターツール」に登録しておきましょう。
そしてGoogleから何らかの連絡が来ていたら、必ずその状況をGoogleに
伝えてください。
どうにもならない場合の最終手段として、「リンクの否認(特定の被リ
ンクが無効であることをGoogleに伝える)」という方法も用意されてい
ます。
決して放置したり、泣き寝入りしたりしてはいけません。
Googleは、これまでに寄せられた「再審査リクエスト(問題のあるリン
クを削除したことをGoogleに伝える)」や「リンクの否認」などの報告
を通じて、悪質な業者を把握しています。
ですから、今回のブログの内容は、そうした悪質なSEO業者に対する
「最終警告」ということなのかもしれませんね。