同業者との差別化
景気が悪くなると、多くの企業は同業者の価格を横目でにらみながら、
価格の値引きに走ります。
モノが売れないので、価格を下げて少しでも売上をあげようとするのです。
しかしこうした価格競争は、かえって逆効果。
商品やサービスの内容を見直さず単に価格を下げても、利益を削るだけ
になってしまいます。
特に、この不況が始まる前から競争が激しかった業界の場合、すでに相
当の価格競争が繰り広げられて来ています。
たとえば、
・士業、コンサルタント、hp制作会社
=毎年何百社も同業者が増加
・印刷会社、広告代理店
=マーケットの縮小がここ何年も継続
といった業界では、不況だからといって単純に価格競争に手を染めてし
まうと、早晩資金が枯渇して、首が回らなくなってしまうかもしれませ
ん。
そもそも、なぜ価格競争になってしまうのでしょうか。
それは、
・同業者と差別化できるのが価格しかない
から。
商品やサービスで同業者と差別化することができないので、仕方なく価
格で勝負するしかなくなってしまうのです。
従って、不況下でも安定したビジネスを展開するためには、価格以外の
何かで同業者と差別化することが極めて大切だということになります。
ホームページ制作サービスを既存サービスに組み合わせる
このように、不況に強い会社を作りたいのなら、
・価格ではなく、商品やサービスで同業者と差別化する
ことが大切です。
さてそれでは、どのように同業者と差別化すればよいのでしょうか?
価格以外で、同業者と差別化するためのアプローチとして私がお勧めし
ているのは、
・御社の既存商品、サービス
に、
・「ホームページ制作サービス」を組み合わせる
というアプローチです。
御社のお客さんのホームページを作ってあげるという「ホームページ作成
サービス」を、御社の既存の商品やサービスに組み合わせて提供する
のです。
自社の商品やサービスに「ホームページ制作」というサービスを組み合
わせて、新たな付加価値をお客さんに提供しましょう。
同業者と価格で勝負するのではなく、「ホームページ制作」という新し
い付加価値を加えて、同業者と差別化するのです。
ホームページ制作サービスの活用例
では、具体的にホームページ制作サービスを既存商品・サービスに組み
合わせるというアプローチの例を見てみましょう。
例1)開業支援コンサルタント
開業のコンサルティングをするだけでなく、ホームページ制作を
セットで提供する。
既存サービスである開業時の集客コンサルティングだけでなく、クライ
アントのホームページも作ってあげましょう。
ホームページ制作とネットを通じた集客方法のアドバイスまでトータル
でサポートすることにより、「ネットに強い開業支援コンサルタント」
として同業者と差別化するのです。
例2)広告代理店
チラシ制作の受注だけでなく、ホームページ制作をセットで提供
する。
チラシ制作とホームページ制作の両方のサービスを組み合わせてお客さ
まに提供することで、チラシからホームページに誘導して、より広告効
果を高めてあげるのです。
単なるチラシ制作の広告代理店ではなく、リアルとネットを総合的に支
援できる広告代理店として、同業者と差別化するのです。
このように、
・御社の既存商品、サービス
に、
・「ホームページ制作サービス」を組み合わせる
ことによって、同業他社との差別化を図り、価格競争に依存しない安定
したビジネスの展開が実現できます。
なお下記ページに、本日お話しした内容をさらに詳しく述べていますの
で、ご興味のある方はぜひアクセスしてみてください。
■HP制作を手がけて新規開拓
http://www.blogdeoem.jp/01/01_hpmake.asp