今回は、「成功する求人ページの作り方」の3回目、いよいよ最終回です。
前回までの「成功する求人ページの作り方」
求人サイトに掲載したい項目チェックリスト
前回までに、以下のチェックリストのなかから、1~6の詳細を解説しました。
求人サイトに掲載したい項目チェックリスト
- 企業理念/ビジョン
- 代表者からのメッセージ
- 社員インタビュー
- 求める人物像
- 仕事の内容
- 研修/人材育成制度/キャリアパス
- 応募要項
- 応募方法
- 採用までの流れ
- 会社概要
- 事業内容
- 企業文化/働く環境/福利厚生
- よくある質問
今回は、7~13について詳しく解説していきます。
7.応募要項
応募要項(募集要項)には、給与、勤務地、待遇など、募集の概要を掲載します。
求職者からすると、応募要項は勤務条件を検討したり、就職後の働き方を想像したりするための貴重な手がかりです。募集する職種ごとに用意すると同時に、最低限、以下の項目は掲載しましょう。
- 職種
- 雇用形態
- 勤務日数
- 勤務時間
- 勤務地
- 最寄り駅
- 仕事内容
- 応募資格
- 募集人数
- 給与や賞与
- 交通費
8.応募方法
求職者が応募する方法も、しっかり掲載する必要があります。
- 電話応募
- フォームに必要事項を入力して送信
- メールで履歴書を提出
- 郵送で履歴書を提出
- 直接来社
などいくつかの方法がありますので、貴社の状況にあっているものを掲載しておきましょう。
9.採用までの流れ
応募方法と合わせて掲載したいのが、応募から採用までの流れです。
下記のように選考のステップを明確にして、採用までの流れを掲載するとわかりやすいでしょう。
採用までの流れの例
- STEP1 エントリー
- STEP2 会社説明会
- STEP3 グループ面接
- STEP4 個人面接
- STEP5 最終面接
このとき、採用までどれくらいかかるのか、約2週間や1ヶ月など、目安の期間を明記できるとさらに良いです。
採用までにどれぐらいのステップや期間があるか、あらかじめわかっていると応募しやすくなります。
10.会社概要、11.事業内容
会社の所在地や資本金、取締役名などが書いてある会社概要は、公式ホームページだけでなく求人ページ(求人サイト)にも掲載しておくとよいでしょう。
会社の沿革なども、求職者にとってはチェックしたいポイントです。
また会社全体の事業内容や組織図も掲載しておくと、理解がより深まります。
12.企業文化/働く環境/福利厚生
最近の傾向として、業務内容以外の企業文化や職場の環境、そして福利厚生など、労働環境を重視する求職者が増えています。
社会保険や有給休暇、昇給、各種手当、退職金といった一般的な福利厚生は掲載しておきましょう。
その他、以下のような点も意外とポイントが高い場合があります。
- 服装自由
- 車通勤OK
- 駐車場、駐輪場あり
- トイレが男女別
- 休憩室あり
- 食事補助あり
どのような点がアピールできそうかは、実際に働いている社員やスタッフに聞いてみるのもおすすめです。
13.よくある質問
これまでにご紹介した情報をすべて掲載すると、かなりの情報量です。
そのなかから、求職者に聞かれやすい質問とその答えをまとめて「よくある質問」に掲載しておくと、求職者も必要な情報を見つけやすくなります。
以上、3回に渡り、求人ページに掲載したい内容をご紹介してきました。
自社に合った人材を採用できるかどうかは、企業の運命を左右します。そう考えると、おろそかにはできません。社員のみなさんにも協力してもらい、求職者の心に響く求人ページを作ってくださいね。