今回は、前回ご紹介した「求人サイトに掲載したい項目チェックリスト」について詳しく解説していきます。
求人サイトに掲載したい項目チェックリスト
前回、求人サイトに掲載したい内容として、ご紹介したのは以下のチェックリストです。
求人サイトに掲載したい項目チェックリスト
- 企業理念/ビジョン
- 代表者からのメッセージ
- 社員インタビュー
- 求める人物像
- 仕事の内容
- 研修/人材育成制度/キャリアパス
- 応募要項
- 応募方法
- 採用までの流れ
- 会社概要
- 事業内容
- 企業文化/働く環境/福利厚生
- よくある質問
採用を成功させるためには、1~13の内容を求人ページもしくは求人サイトに盛り込むと良いでしょう。
では具体的に、それぞれのページが持つ役割や、作成のポイントを数回に分けて、解説していきたいと思います。今回は13項目のうち、3つをご紹介しましょう。
1.企業理念/ビジョン
ここでは「自社の企業理念やビジョン、目指すところ」を記載します。
求職者がこのコンテンツで判断するのは、「会社全体を貫く考え方や方向性に共感できるか」です。
このコンテンツがあることで、自社の理念やビジョンに共感してくれる求職者の応募を募りやすくなります。反対に、理念やビジョンに共感できない求職者の応募は減るでしょう。
自社の理念やビジョンに共感し、長く働いてくれる人材が、自社にとって優秀な人材です。エントリー数の多さだけが、採用サイトの成功ではありません。
適合しない人材の応募を避け、採用活動の効率を上げること、内定辞退や、入社後の早期離職を防ぐことも、採用では重要です。自社に合った人材を採用することができたとき、それが採用の成功といえるでしょう。
採用を成功させるためにも、企業理念やビジョンを伝えられるコンテンツはきちんと作り込む必要があります。
2.代表者からのメッセージ
1の企業理念やビジョンと同様に、会社全体の方向性や目指すところを伝えられる、もう一つのコンテンツが「代表者からのメッセージ」です。
以下のような内容を、できる限り代表の方ご自身の言葉で書きましょう。
代表者メッセージの内容
- 事業に対する想いや熱意
- 将来の展望、ビジョン
- 人材に対する考え方
- 代表者自身の人となり
文章が苦手で・・・という場合は、音声でインタビューしたものを、文章で書き起こして再構成する方法もあります。
3.社員インタビュー
求職者にとって、最も興味を惹かれるコンテンツが「社員インタビュー」です。
一緒に働くことになる先輩や上司が、仕事をどのように考えているのか、は求職者にとって、とても重要な情報です。
社員インタビューを通して、社員がどのような毎日を送っているのかを具体的にイメージできるように伝えましょう。
また、仕事のやりがいや面白さ、会社に入るとどのようなキャリア形成ができるのか、仕事とプライベートのバランス感なども、求職者の気になるところです。
社員インタビューでは、こうしたところも「社員の声」という形で具体性を持って伝えることができます。
求職者は、社員の声を「この会社が自分に合いそうか」の判断材料としますので、このコンテンツはとても重要です。できれば、以下の内容を掲載するようにしてみてください。
掲載したい内容
- 実名
- 担当業務や役職、配属先
- 入社年度
- 笑顔の顔写真
- 職場で働いている写真またはインタビュー中の自然な写真
- 入社のきっかけ
- 仕事に対する思い、やりがい、エピソード
- 将来の展望や目標
- 1日のタイムスケジュール
- プライベート(趣味や家族など)
かなりボリュームはありますが、こういった内容が掲載されていると、働いている姿をイメージしやすくなります。
この社員インタビューページの作成には、おおいに力を入れるべきです。写真の質や文章の質、構成などもよく検討しましょう。
プロのライターさんにインタビューをお願いして文章を作成してもらう、カメラマンに写真を撮ってもらうなどの方法をとっても良いくらいです。
それでは今日はこの辺で。次回も今回に引き続き、求人ページもしくは求人サイトに掲載したい項目の詳細を解説していきます。