今週は、「ページランクの現在」について解説します。
以前はSEO(検索エンジン対策)において、重要な指標とされていたページランク。現在はどのような状況となっているのでしょうか。
ページランクとは
PageRank(ページランク)は、Googleが世界中のホームページを0~10にランク付けしたものです。
ページランクは10が最高。ページランクが高いほど「人気のあるページ」とみなされ、検索結果でも上位表示されやすくなるとされていました。
Googleツールバーをインストールすると、ページランクを確認できます。過去には、ライバルサイトのページランクを確認することもできたため、競合の調査のためにも使われていました。
このページランクを上げることがSEO上、重要だとされていた時代。上げるには、「被リンク」の量と質を増やすことが必須でした。
被リンクとは、他のサイトからリンクをはってもらうことです。つまり、
- たくさんのサイトからリンクしてもらうこと
- ページランクの高い優良なサイトからリンクしてもらうこと
がページランクを上げる方法だったのです。
ある時期を境に更新されなくなった
ところがこのページランク、2013年を境に更新されなくなりました。自分のサイトやライバルサイトの被リンクが、Googleにどのように評価されているかが、わからなくなってしまったのです。
それでも、Googleツールバーにはページランクが表示されていたのですが、更新は止まっていました。このことから、ある時期以降は信頼できないものだったと考えられます。
(なお、自サイトの被リンク数は、Googleが提供しているSearch Consoleというツール内で確認することが可能です。)
2016年にはついに消滅
2016年にはGoogleツールバーに表示されなくなり、Googleの公式コメントでも「ページランクは消滅した」と宣言されました。
これでSEOの重要指標だったページランクは完全に消えたことになります。しかし、ページランクを決める要素であった被リンクが重要視されなくなったわけではありません。
Googleは、ページランクと同様の「被リンクによるサイトの順位付け」を内部的に行っているといいます。
- 質のよいリンクをたくさんはってもらうこと
この点に関しての重要性は、ページランクが無くなっても変わりはありません。
「被リンクは重要」と、Googleは幾度となく公式に発言しています。
被リンクが検索結果に与える影響は、表面上見えなくなっただけ。今もって重要な要素の「ひとつ」なのです。
ただし、Googleは被リンクだけで順位を決めてはいません。
また、必要なのは「質のよいリンク」であり、やみくもにリンクをしてもらいさえすればいいというわけでもありません。
近年、被リンクと並んで最も重要な評価基準となっているのは「コンテンツ」です。
- 良質なコンテンツ
- 良質な被リンク
この二つが揃うとGoogleからの評価が高まります。この点については、またあらためて解説したいと思います。
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