今回は「動画のSEO効果」について、解説していきます。
一昔前に比べ、ネット上で動画を日常的に目にする機会が増えました。ここ数年で、動画コンテンツは急速に普及しています。それというのも、テキストや画像に比べて訴求力が高い他、SEOにも効果的だと言われているから。
テキストメインの対策であるSEOに置いて、果たして本当に動画は効果があるのでしょうか?まずはその点を考えてみたいと思います。
動画はSEOに効果あるの?
テキストと画像の蓄積によって成り立っている検索エンジン。動画は関係ないんじゃないの?と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
ところが、動画コンテンツが発展したここ数年では、動画も検索結果に関わっていることが、わかってきています。
2012年ごろからは、Youtubeの動画が検索結果の上位に表示されることが増えてきました。
例えば、Googleを使って「テント 設営」で検索してみてください。
PCでの検索では、通常のホームページに混じって、5位以内に「初心者1人でも設営できる!キャンプテントの立て方」というYouTube動画が表示されています。(2017年7月現在)
また、「動画が埋め込まれているページは、埋め込まれていないページよりも約53倍の確率で検索結果の1ページ目に表示される」という調査結果もあります。(2010年、Forrester Research社調べ)
つまり「動画を埋め込んでいるページ」は、検索エンジンからの評価が高くなり、上位表示につながる可能性があるということです。
動画の情報は検索エンジンに伝わっているの?
動画の内容は現状、検索エンジンには解析できません。
そのため、検索エンジンに情報として渡っているのは、動画のタイトルや説明文、タグ、アカウント名といった付属のテキスト情報だと考えられます。
また、再生回数やチャンネル登録数、コメントなども評価対象となっている可能性がありますし、サムネイル画像も解析されているかもしれません。
動画の情報がどのように検索エンジンに伝わっているのか、具体的にはまだ分からないというのが本当のところです。しかし前述の通り、SEOに効果があるという調査結果も出ているので、動画を活用して動画SEOに取り組んでみるのも良いのではないでしょうか。
動画を公開するならYoutube
動画を公開するなら、Youtubeを利用するのが手軽で効果も高い方法です。
Googleのグループ企業であるYoutubeの動画は、一定の割合で検索上位に表示されています。もちろん、世界中に配信が可能です。
またYoutubeは初心者向きで、登録やアップロードも簡単。利用も無料なので、コスト的にも安心です。これから動画を始めるなら、Youtubeが無難と言えます。
動画を作る場合は
動画は「立派なものを作らなければ」と気負う必要はありません。
家庭用ビデオカメラやスマートフォンでの撮影を気軽にアップする人もたくさんいます
編集ソフトも色々と出ているので、撮影したものに音声や字幕を追加するのも簡単です。無料ソフトも出ているので、気軽に試してみてはいかがでしょうか。
動画の敷居は作るほうも見るほうも下がっています。そして何よりまだ「動画を使ったSEO」にきちんと取り組んでいるライバルが少ないので、取り組んでみる価値は十分にあります。
もちろん、何でも動画にすればいいというわけではなく、「ここに動画があれば、より理解が深まってユーザーの役に立つ」という場所に動画を配置することが重要です。
動画のほうが伝わるコンテンツがある場合に、積極的に取り組んでみてはいかがでしょうか?
弊社のCMSでは、Youtubeなどにアップした動画を簡単にホームページに組み込める機能がついておりますので、動画を作成された際には、ぜひご活用ください。
実は【あきばれホームページ】をご利用中の会員さまの中にも、実際に動画を活用して、検索上位に表示されている方もいらっしゃいます。次回は、その会員さまの事例をご紹介しますので、お楽しみに。