今回は、ホームページのデザインについてお話ししたいと思います。
実はホームページを新しく作る、あるいはリニューアルにあたって、ホームページのデザインをどのように決めたらいいかわからない、というご質問を多くいただきます。
ホームページのデザインを決めるポイントはどこなのか、そこに焦点を当ててお話ししますので、デザインにご興味ある方はぜひ参考にしてみてください。
デザインの前に「ホームページのコンセプト」を決める
デザインを決める前に必ずやっておきたいのが「ホームページのコンセプトを決める」という作業です。
ホームページのコンセプトとは、
- ビジネス上の課題とホームページの位置づけ
- ホームページの目的やねらい
- ターゲット(=お客さん)
- ポジショニング(=市場・競合に対して、自社製品・サービスの位置づけ)
- 基本的な構想
などを整理したもので、「サイト企画書」としてデザインやコンテンツを決める際の指針となります。
コンセプトが定まっていないと、目的を達成できない「何のために作ったかわからないホームページ」ができてしまいますし、デザインを決めるにあたっても方針がぶれてしまいます。ディレクターやデザイナー、ライターなど関係者間の認識を合わせるためにも必要になるものです。
自分の好みではなく「お客さんの好みと目的」でデザインを決める
ホームページの作成や改善は、ビジネス上の何らかの課題や目標を達成するために行われます。そのため、ホームページのデザインもまた、ホームページの持つ目的を達成するためのものでなければいけません。
つまりただなんとなく気に入ったデザインにするのではなく、コンセプトを元に目的を達成するためのデザインにする必要があるのです。特に大事なのは「ターゲットを明確にすること」です。
ホームページのデザインは、最初の印象を左右します。そのため、どんなにいいことが書いてあっても、ターゲットであるお客さんがいい印象を持つデザインでなければ読み進めてもらえません。
また、例えば同じ「体重増加に悩む30代女性」というターゲットでも、スポーツクラブの入会者を増やすためのサイトなのか、ダイエットサプリメントを販売するためのサイトなのかではデザインのトーンも変わってきます。
さらに、同じスポーツクラブのサイトでも、「低価格で気軽に通える」というポジショニングなのか、「ラグジュアリーで特別感のあるサービスが受けられる」というポジショニングなのかでは、デザインで与えたいイメージが変わってきます。
つい、経営者の好みで決めてしまいがちですが、「お客さん(ターゲット)はどのように感じるか」「目的やポジショニングにあったデザインか」を基準に検討するのが成功のポイントです。可能であれば実際のターゲットであるお客さんに、少なくともお客さんに近い部署のメンバーに評価してもらいましょう。
デザインはいったん作り込んでしまうと大きく変更するのが難しい(まとまった費用がかかる)ことがほとんどです。デザイナーさんの意見にも耳を傾けつつ、ホームページで
- どのようなお客さんに何を訴えたいのか
- どういった目的を達成したいのか
をしっかり伝えて検討していきましょう。
【あきばれホームページ】では、さまざまなホームページデザインのサンプル(見本)をご用意しています。サンプルを見ながら「自社のターゲットならどのようなデザインが気に入られるかな」と考えてみてはいかがでしょうか。
▼バリエーション豊富なデザインサンプル
https://www.akibare-hp.jp/form/design/