今回は、前回に続いて書くことが苦手な人に向けて、セールスライティングの基本をお届けします。
前回は、
- セールスライティングとは?
- セールスライティングの使い道
- 書くことが苦手なのはなぜ?
といった内容について解説しました。
▼前回の記事
書くことが苦手な人に贈るセールスライティングの基本(その1)
今回は、セールスライティングの具体的なポイントを2つ紹介していきます。
- 目的を明確にする
- ターゲットを絞る
では早速いきましょう。
1.目的を明確にする
前回、セールスライティングで書く文章(セールスレター)の目的は、
だと解説しました。
セールスレターを書く際は、その「行動」が何かを明らかにしておく必要があります。
- 購入する
- 資料請求する
- メルマガ登録する
- ダウンロードする
- 電話予約する
- 次のページへ移動する
- 来店する
- SNSのフォローや「いいね」をもらう
など、いろいろな行動を設定できます。
読んだ人にどのような行動を取ってもらいたいか、あらかじめ決めて文章を書き始めましょう。
取って欲しい行動を決めておかないと、読んだ後に「それで?」と思われてしまう文章しか書けません。
どの行動を目的にするのが適切かは、商品やサービスの特性、売り方、文章を掲載する媒体(DMなのかホームページなのかメルマガなのかなど)によって異なります。
充分検討して決めましょう。
なお、1つの文章に複数の目的を持たせると、ゴールがぼやけてしまい上手くいきません。
目的は必ず1つに絞りましょう。
2.ターゲットを絞る
目的を設定すると同時に、その文章のターゲット(対象)を明らかにしておきます。
例えば「資料をダウンロードさせる」ための文章を書くとしたら、「誰に」資料をダウンロードしてもらうのかを設定します。
このとき、ターゲットは1人に絞り込むことがポイントです。
避けたいのは「40代の男性」のように幅広く設定してしまうこと。幅広く設定すると、誰に向けて書いた文章なのかがぼやけてしまいます。
幅広いターゲットに、行動を起こさせる文章を書くのはとても難しいことです。ターゲットはできるだけ細かく、具体的に設定しましょう。
どのような生活をしていて、どんなことに悩んでいるのか、どんなニーズを持っているのか、など具体的に1人の人物像を思い描きます。
1人に絞り込むと「私に向けて書かれている文章だ」と感じてもらいやすくなり、その人の心に刺さりやすくなるので、ぜひお試しください。
また設定したターゲット像が、実際に行動を起こしてくれる人に近いほど、どう書いたら行動を起こしてくれるのかが具体的に分かるので、反応の高い文章が書けます。
必ず書き始める前に、目的の明確化とターゲットを深く掘り下げる作業を充分に行いましょう。
なんとなく文章を書こうと考えるよりも、「ある特定の人に対して、あることをしてもらうための話を考える」という方が、文章が苦手な人でもとっつきやすいかと思います。
それでは次回も引き続き、セールスライティングをスムーズにするためのコツをご紹介していきます。
文章を書くときに最も苦労するのが、ネタ集めや構成決め。この辺りのコツをお伝えするので、文章が格段と書きやすくなるかと思います。ぜひお楽しみに!