「リピーター」と「リピートアクセス」
飲食店や商品の店舗販売など、実店舗でご商売されている方も多いと思
います。
こうした店舗では、一度来店してくれた人に再度来店してもらえるかど
うか、つまり
「リーピーター」になってもらえるかどうか
が、売上げを大きく左右します。
会員になってもらったり、スタンプカードやポイントカードを作ったり、
次回来店時の割引チケットを渡したり、といった工夫を凝らすのはその
ためです。
何もしなくても新規のお客さんが集まってくれれば苦労はないのですが、
現実はそうもいきません。
かといって毎回広告で集客していては、お金がいくらあっても足りませ
んから、一度来店した人の再来店を促しているわけです。
ホームページのリピートアクセスは難しい
じつは、ホームページも同じことが言えます。
検索結果や広告をクリックしてホームページを訪れた人に、いかに再び
アクセスしてもらうか、つまり
「リピートアクセス」をしてもらえるかどうか
が重要なのですが、ホームページでは、これが思いのほか難しいのです。
実店舗の場合、一度行ったお店の場所をそう簡単には忘れません。
「駅前商店街の最初の角にある、緑の看板のお店」
「○○ショッピングモール、2階の一番奥にあるお店」
といったように、何となくあの辺だということばわかれば、もう一度お
店に行けます。
ところが、ホームページの場合はそうはいかないのです。
ホームページにアクセスするには、ホームページアドレス(URL)を
入力する必要があります。
しかし、以前にアクセスしたホームページのアドレスをいちいち覚えて
いる人は、ほとんどいません。
実店舗なら「だいたいあの辺」で到達できるのに、ホームページの場合
は「ホームページアドレス」のすべての文字を正確に入力しないと、表
示されないのです。
そのためにブラウザには「ブックマーク(お気に入り)」という機能が
ありますが、これも、よほどよく行くホームページでないと登録しませ
ん。
皆さんも、お気に入りには入れたものの、その後一度もアクセスしてい
ないホームページがたくさんあるのではないでしょうか。
このように、ホームページでリピートアクセスしてもらうのは、なかな
か難しいのです。
リピートアクセスには「仕組み」が必要
業種や商材、ホームページのコンテンツなどによっても異なりますが、
初めてアクセスしたホームページで商品を購入したり、サービスを申込
んだりする人は、ごく少数。
普通は、何回もアクセスしてその会社を信頼できるとわかって、はじめ
て購入や申込みを決断します。
もちろん、初めてアクセスした人がその場で購入や申込みをしてくれる
ようなコンテンツが作れれば、それに越したことはありません。
でも、初めてホームページを作るといった場合、そのようなコンテンツ
を用意するのは、かなり難易度が高いことです。
それよりも、リピートアクセスを増やすことに注力したほうが、購入や
申込みにつながる可能性は高いといえるでしょう。
そのため、一度アクセスしてくれた人たちがリピートアクセスしてくれ
るような仕組みを作る必要があります。
そのためには、
・何度もアクセスしたくなる魅力的なコンテンツを用意する
のが理想ですが、実際に普通の中小企業でこれをやるとかなり大変です。
そこで、リピートアクセスを集めるために以前からある代表的な方法が、
「メールマガジン」の発行です。
このメールレターも、じつはそうした背景のもとに配信しています。
メールレターでお役立ち情報をお届けすることで、定期的に弊社のこと
を思い出してもらい、ホームページへのアクセスを促しているわけです。
楽天市場などで成功しているネットショップは、例外なくこのメールマ
ガジンを活用したリピートアクセスを重視しています。
いくつかサンプルを購読してみると、参考になるでしょう。
もちろん、最近ではメールマガジンに代わって、TwitterやFacebook、
LINE(ライン)といったソーシャルメディアを活用する方法も出てきて
います。
いずれにせよ、
・ホームページでリピートアクセスしてもらうのは、実店舗に比べ
てはるかに難しい
・そのため、リピートアクセスの仕組みが必要
こうした点を、よくご理解くださいね。\(^^)√