今回からは2回に渡り、ポータルサイトを活用した集客やアクセスアップについて、お話ししましょう。
前回の経営塾では、SEO以外のアクセスアップの手段をご紹介しました。そのなかでも焦点をあててお伝えしたのがポータルサイトです。
「商品やサービスへのニーズを持っている人が集まるポータルサイトに情報を出すこともひとつの手段」だとお話ししましたが、今回はさらに掘り下げてお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
ポータルサイトとは
ポータルサイトのポータルには「入口」「玄関」といった意味があり、インターネットを利用する際の起点となるようなサイトをポータルサイトと呼んでいます。
ポータルサイトには、いろいろな種類がありますが、よくあるのは以下の3つです。
- 総合型
- 地域型
- 専門型
Yahoo!JAPANやMSNのような、検索エンジン、リンク集、ニュー
ス、オンラインショッピング、辞書、天気予報など総合的にいろい
ろなサービスが提供されているポータルサイト。
地域の情報に特化したコンテンツを掲載しているポータルサイト。
何かのテーマや業種、サービスなどに特化したコンテンツを掲載し
ているポータルサイト。
不動産や飲食、旅行、医療、士業、美容などさまざまな業種のポー
タルサイトがあり、会員になると情報を掲載できます。
今回は特に3つ目の専門型のポータルサイトに着目して話を進めていきましょう。
ポータルサイトの特徴
SEO以外のアクセスアップ法として活用できるポータルサイトですが、安易に活用すると失敗します。
失敗しないために、専門型ポータルサイトの特徴をきちんとおさえておきましょう。
- 特徴1
専門型ポータルサイトにはその業種やテーマに興味関心があったり、
ニーズを持っていたりする人がたくさん集まります。
自社サイトだけでは集められない膨大なアクセスがあるため、たく
さんの人に掲載した情報を見てもらえます。
そのため、開業したばかりで認知度を上げたい場合や、自社サイト
で集客できるようになるまでのつなぎとして使うのに有効です。
ポータルサイトに情報を掲載するには、広告費がかかることがほと
んどです。そのため、かけたお金の分、お客さんを集められるかを
きちんと見極めた上で掲載しましょう。
専門型の場合には同業のライバルが集まっています。ポータルサイ
トでは同業他社と比較検討されるので、他社と差別化できる情報の
掲載が必要です。
しかし掲載できる情報は限られているので、他社との差別化情報は
自社サイトに掲載するのがおすすめ。ポータルサイトと自社サイト
を組み合わせて活用すると、集客により効果的に働きます。
このような特徴を知った上で、集客や自社サイトのアクセスアップのために、ポータルサイトを役立てていきましょう。
掲載するポータルサイトを選ぶポイント
次に、自社情報を掲載するポータルサイトを選ぶポイントを考えてみましょう。
ポータルサイトを自社サイトへのアクセスアップ、つまり集客に活用するには、ポータルサイト選びを間違わないことが必要です。
ポータルサイトに情報を掲載するのは、人の目に触れる機会を増やすためです。ですから、掲載するポータルサイトには、多くの「人通り」がある、つまり利用者が多いことが大前提になります。
掲載を検討しているポータルサイトの「人通り」が多いかどうかは、必ず確かめましょう。
- その業種の関連用語での検索結果に、上位表示されているか
- クチコミ投稿などが頻繁に利用されているか
- 掲載されている情報が頻繁に更新されているか
などをチェックすると、ポータルサイト全体の人通りがどの程度かを把握できます。
広告費が安いからといって、あまり人が来ていないポータルサイトに情報を掲載しても効果がありません。集客に結びつくポータルサイトをぜひ選んでください。
以上、今回はポータルサイトの特徴と、掲載するポータルサイトを選ぶポイントをお伝えしました。
引き続き次回も、ポータルサイトを集客に活用するためにおさえておきたいことをお届けします。お楽しみに。