このメールレターでも、
「ホームページで信頼を得るために顔写真を掲載しましょう」
「詳しい商品の写真を載せると反応がアップします」
といったお話をよくすると思いますが、ホームページにおける「写真」
は、文書と並ぶ最重要コンテンツ。
写真次第で反応が倍増した、ということも決して珍しいことではないの
です。
しかしその反面、写真そのものがよくないために、その効果が半減して
しまうというケースも少なくありません。
そこで今回はちょっと趣向を変えて、
「写真撮影がうまくいくコツ」
についてお話ししてみたいと思います。
なお、商品写真を撮影する前提ですが、人物などでも基本的な考え方は
同じです。
コツその1:光の真下に置く
とくに商品写真などは部屋の中で撮影することが多いと思いますが、そ
の場合は、
◎蛍光灯などの照明の真下
に商品を持っていって撮影すると、明るい写真が撮れます。
どうしても商品を照明の真下に置けない場合は、移動式のデスクライト
などを使って、光を「持ってくる」ようにします。
商品写真に限らず、光の当て方はとても重要なポイント。
どこから光が当たっていて、どう影ができているかを意識するだけでも、
随分と写真が変わります。
また、デジカメなどには、内臓ストロボ(フラッシュ)が付いています
が、これは必ずOFFにしてください。
不自然な方向に影ができたり、平板でのっぺりとした写真になったり、
フラッシュが当たった部分だけ白飛びしたりする原因になります。
もちろん、撮影後に写真加工ソフトを使ってレタッチ(修整)できれば
問題ありません。
しかしそうしたソフトは高価なことが多いですし、専門知識がないとな
かなかうまく使いこなせません。
ですから、最初から極力明るい写真を撮るように工夫してみましょう。
コツその2:カメラを固定する
「手ぶれ」などとも言いますが、シャッターを切っている間にカメラが
動いてしまうと、はっきりしない写真になってしまいます。
とくに暗い室内の場合、シャッターボタンを押してから撮影が完了する
までの時間が長くなります。
こうの間にカメラが動くと、ブレた写真になってしまうのです。
小さな写真であればよくわからないかもしれませんが、商品の詳細を見
せる場合など、写真を拡大するとブレがはっきりとわかってしまいます。
これを防ぐには、「三脚」を使用しましょう。
三脚にカメラを固定すれば、カメラぶれがかなり軽減できます。
三脚はさまざまな種類があって値段もピンからキリまでありますが、けっ
して高価なものは必要ありません。
ディスカウントショップなどにある1,000円程度のものでも、十分
役目を果たしてくれます。
なお、もしどうしても三脚が用意できない場合は、カメラを台の上に置
いて撮影することで代用できます。
それも無理であれば、床に肘をついたり、柱に寄りかかったりして、自
分の体を固定して撮影します。
よくプロのカメラマンがやっている技ですので、機会があったらよく観
察してみると面白いですよ。
コツその3:背景をつくる
商品をただテーブルなどの上に置くだけでなく、その背後に、背景とな
る紙や布を垂らしておきましょう。
写真館で証明写真や家族写真を撮ってもらうとき、必ず背景となるシー
トの前に立ちますよね。
あの背景があるだけで、グッとそれっぽい写真になるのです。
商品写真もそれと同じで、背景をつくると、グッとカタログ写真っぽく
することができます。
商品の大きさにもよりますが、小さいものであれば、コピー用紙や色画
用紙などでOKです。
基本的には無地がよいと思いますが、商品のイメージによって、あえて
柄の入ったものを使ってもよいでしょう。
なお、商品と背景の色が似ていると、輪郭がわかりにくくなってしまい
逆効果ですから、商品の色と似た背景色は避けるようにしてください。
いかがでしたか?
写真に詳しい方には、釈迦に説法だったかもしれませんが、ちょっとし
た意識で、グッとよい写真が撮れます。
いくらホームページのデザインがおしゃれでも、「素人っぽい」写真一
枚で台無しになってしまうこともあるのです。
なかなかうまく写真が撮れないという方は、ぜひこうした方法をお試し
くださいね。\(^^)√