前回は、「ペルソナ」と「ターゲット」の違いについてお話しました。
「ターゲット」よりも効果的な「ペルソナ」マーケティング(その1)
「ペルソナ」を設定しておくと、自社商品やサービスを世の中に発信していく時に、色々なメリットが生まれます。
2回目の今回は、ホームページ作成にあたってもペルソナを設定する4つのメリットをご紹介しましょう。
- お客様のニーズを理解できる
- お客様目線で判断できる
- 社内で共有しやすい
- 質の良い見込み客を獲得できる
「ペルソナ」を設定する4つのメリット
1.お客様のニーズを理解できる
「ペルソナ」は、年齢・性・職業等だけではなく、性格や価値観、行動特性など、よりパーソナルな人物像を整理するので、現在の顧客や見込み客のことを、一層理解できるようになります。
2.お客様目線で判断ができる
提供する側の思いやエゴでは無く、お客様が求めている商品やサービス像がわかるようになり、お客様が「欲しい」と思っている最適のものを提供できます。
3.社内で共有しやすい
ペルソナが決まると、社内で理想の顧客イメージを簡単に共有できます。社内での意識にズレがなくなり、意識合わせの時間も省けるので、業務の効率も上がりますよ(^^)。
4. 質の良い見込み客を獲得できる
狙いたい対象人物を具体化するので、良質な見込み客を効率良く獲得でき、お得意様の囲い込みも容易となります。
「ペルソナ」の設定で、一貫した情報提供ができる
このように、自社で設定した「ペルソナ」を意識すると、提供する情報にブレが無くなります。
社内で同じ「ペルソナ」を共有しているので、例えばホームページを作る担当者と、イベントを担当するスタッフが違っても、異なる情報を発信することが無くなります。
また、下記のような、あらゆる企業活動の場において、統一情報を共有できることになります。
- ホームページ作成時
- SNSや各種メディアでの情報発信の場
- セミナーや展示会の内容を決める時
- 営業トークの場で
- 検索キーワード選びの時に
など
「ペルソナ」の設定で、消費者行動に合わせたアプローチもわかる
消費者が物を購入する行動は、商品を見て⇒興味がわき⇒ほかのものと比較・検討して⇒実際に購入⇒感想をシェアするという、「購買行動プロセス」で整理できるという考え方があります。
このプロセスを、「AISASモデル(消費者行動モデル)」と言います。
実は「ペルソナ」を設定しておくと、この購買行動プロセスの各場面(商品を見た時や、興味がわいた時という各場面)において、最適なアプローチ方法も簡単に判断できるようになります。
次回はこの、「ペルソナ」と「AISASモデル(消費者行動モデル)」についてご紹介しましょう。ぜひお楽しみに。