今週は、ホームページへのアクセスを確認するのに便利な「Page Analytics(ページアナリティクス)」について解説します。
ページアナリティクスとは
みなさんは、ホームページのアクセス解析をされていますか?
Google Analytics(グーグルアナリティクス)などの専用ツールを使ってしっかりやっています、という方もいらっしゃると思いますが、「忙しくてそこまで回らない」という方も多いのではないでしょうか。
グーグルアナリティクスを導入したものの、わざわざログインして詳細なデータを見る余裕はない・・・そんな方におすすめしたいのが、今回ご紹介する「ページアナリティクス」です。
ページアナリティクスは、グーグルアナリティクスでの解析結果を、自分のホームページ上に表示させることができるツールです。
ページアナリティクスを導入すると、自分のホームページの上部にウィンドウが出てきて、そのページの訪問数や滞在時間などが表示されます。
わざわざグーグルアナリティクスにログインしなくても、ホームページのアクセス状況をささっと把握することができるので、とても便利です。
ページアナリティクスを使うには
ページアナリティクスを導入するには、
- グーグルアナリティクスを導入済みであること
- ブラウザ Google Chrome(グーグルクローム)を使うこと
の2つが必要です。
ページアナリティクスは、グーグルクロームの拡張機能(プラグイン)であり、グーグルクロームがインストール済みであれば、無料で、簡単に追加することができます。
追加した後、必要がないときにはワンクリックでオフにすることもできます。
ページアナリティクスで確認できる項目
ページアナリティクスでは、ページごとに以下のような項目を確認することができます。
- ページビュー数
- ユニークページビュー数
- 平均ページ滞在時間
- 直帰率
- 離脱率
- アクティブユーザー数
- ページ内クリック分析
これらの項目について、期間を指定して確認することもできますし、期間ごとの比較をすることもできます。
また「モバイルでのアクセスだけに絞って数値を見る」「検索エンジン経由の人だけの数値を見る」などのセグメント設定もできます。
皆さんがふだん確認されている項目がだいたい網羅されているのはないでしょうか?
なお、ページアナリティクスで見られる項目は、グーグルアナリティクス内の「ページ解析」で見られるものとまったく同じです。
クリック率を確認して改善に役立てる
ページごとに直帰率や離脱率、滞在時間などを把握するだけでもいろいろなことが見えてくるのですが、さらに着目しておきたいのが、「ページ内クリック分析」の機能です。
ページアナリティクスをオンにしてホームページを開いてみると、リンクの横にオレンジの吹き出しで「○%」と表示されています。
例えば、
- 「商品紹介」のリンクの横に20%の吹き出し
- 「店舗案内」のリンクの横に12%の吹き出し
といった具合です。
これによって、そのページからどのページへ一番多く移動しているかを、すぐに確認することができます。
ページ内から各ページへのクリック率を確認することで、
「トップページの下のほうにある店舗案内ページへのリンクは意外と多くクリックされている。もっと目立たせたらクリック率がさらに高くなるかも」
「クリック率の高い順にヘッダーメニューを並べ替えてみよう」
など、改善のヒントや試行錯誤のネタを見つけられます。
なお、このクリック率は、ページ内に飛び先URLが同一のリンクが複数ある場合は、その合計値が表示されます。また、外部へのリンクはクリック率が表示されないことも踏まえておきましょう。
ページアナリティクスは下記のリンク(Chromeウェブストア)から追加できます。便利そうだ!と思われた方は試してみてくださいね。
▼Page Analytics (by Google) の追加
https://chrome.google.com/webstore/detail/page-analytics-by-google/fnbdnhhicmebfgdgglcdacdapkcihcoh