今週は、先週に続いて、「ローカルSEO」の具体的な取り組みについてお話したいと思います。
「ローカルSEO」について、以前の記事はこちらをご覧ください。
▼ネット集客に欠かせない「ローカルSEO」とは?
http://www.akibare-hp.jp/ml/local-seo/
▼登録必須のGoogleマイビジネス
http://www.akibare-hp.jp/ml/google-mybusiness/
今回は「ローカルSEO」の具体的な取り組みの中から「NAPの統一」について取り上げたいと思います。
NAPとは?
「NAP」は聞きなれない用語ですが、
- Name(店舗や会社の名前)
- Address(住所)
- Phone(電話番号)
の頭文字を取ったものです。
みなさんのサイトにはもちろん「NAP」が記載されていることと思います。(記載されていない場合には、記載しましょう。)
そして、自分のサイトに限らず、インターネット上のいろいろなところに御社や店舗のNAPが散らばっているはずです。
Googleマイビジネス、FacebookページやGoogle+などのSNS、他の人がお店を紹介してくれた記事、飲食店であれば「ぐるなび」や「食べログ」などのレビューサイト、プレスリリースなど探してみると結構あります。
ローカルSEOでは、このような「他のサイトが御社のNAPを掲載している」状態が評価につながります。
ところが掲載されているNAPが統一されていないと「同じお店(会社)について言及されている情報ではない」と判断されて評価につながりません。
そのため、NAPを統一しておきたいのです。
意外と統一されていないNAP
簡単そうに思える「NAPの統一」ですが、例えば、
以上の二つはNameが統一されていません。
(「・」が入っているかいないか、という一点が違います)
これもAddressが統一されていません。
半角全角やスペース、カタカナひらがななど、一字でも違えば「違う名前」と認識します。
相手は人間ではなく、検索エンジンのロボットなので融通が利かないのです。
これらをできる限り統一していくことが、ローカルSEOでは重要です。
地道に統一をはかろう
「できる限り」と書いたのは、インターネット上に散らばる御社の情報をすべてチェックして、すべて直してもらうことは難しいからです。
まずは、NAPの内容をしっかり決め、社内でも周知・共有します。前回ご紹介した、「Googleマイビジネス」にすでにNAPを登録されているのであれば、その登録情報に合わせるとよいでしょう。(自社サイトに合わせて、Googleマイビジネスのほうを変更することも可能です)
そして少なくとも、自社サイト内・SNS・ブログなど自分が変えることのできる範囲はすべて統一します。(そもそも記載されていない場合は記載しましょう)
またレビューサイトなど、他社が運営するサイトにも必要に応じて変更依頼を出してみましょう。
地域情報を掲載するサイトでは、あなたが申請していなくても掲載されていることがあります。
店舗名や社名で検索して、どのようなサイトに掲載されているか確認し、必要に応じて修正を依頼するとよいでしょう。
以上、NAPの統一についてお話しましたが、重要なポイントは「統一されたNAPが、いろんなところにたくさん掲載されていると評価される」という点です。
つまり「いろんなところに掲載される」ための努力も合わせて行っていくことが必要です。
地域のお客さんを集めたいお店や会社にとっては今後重要な対策になっていくと思われますので、地道ではありますが、ぜひ取り組んでみてくださいね。