2月の下旬から、
「Googleが、検索結果の右側に表示される広告枠を廃止した」
というニュースを目にされた方も多いのではないでしょうか?
今週は、このニュースについて解説したいと思います。
広告枠の廃止ってどういうこと?
Googleの検索結果に、「キーワード広告」と呼ばれる広告が掲載されていることは、多くの方がご存知だと思います。
<参考>キーワード広告とは
http://www.akibare-hp.jp/ml/keyword-advertising/
パソコンでGoogleを開き、キーワード検索を行ったとき、検索結果の右列には「テキスト広告」と呼ばれるキーワード広告が表示されていました。
今回廃止されたのは、この右列のテキスト広告の表示です。
試しに「中途採用」とパソコンのGoogleで検索してみましょう。
以前までは検索結果の右側にずらっと並んでいた、「人材サービス」や「求人サイト」の広告がなくなって、なんだかスッキリした見た目になっていますね。
(※環境によっては、右列の広告表示が残っている場合や、広告以外の表示がされている場合があります)
それでは、広告はすべて掲載されなくなってしまったのかというとそうではありません。
検索結果の最上部と最下部に、黄色い「広告」というラベルがついたテキストがありますね。この部分がテキスト広告になります。
この最上部と最下部のテキスト広告はこれまでも表示されていましたが、右列広告の廃止に伴い、表示数が1つ~2つ多くなっているようです。(キーワードによって異なります)
広告の廃止は「モバイルファースト」の影響
右列の広告枠はなぜ廃止されたのでしょうか?
廃止の理由は明確にされていませんが、パソコンとモバイルでの検索結果ページの統合を見据えてのことではないかと言われています。
2015年に、モバイルでの検索数がパソコンでの検索数を上回ったことが発表され、Googleはモバイルを重視する「モバイルファースト」の姿勢をますます強めています。
もともと、スマホなどのモバイル端末でGoogle検索をした場合、検索結果に右列は表示されません。
そのため、パソコンの検索結果もこれに寄せたのではないか、と考えられています。
いかがでしたでしょうか。
一見、キーワード広告を行っていない方には関係がなさそうなこちらのニュース。
しかし、背景を知ると、「モバイル対応の重要性」が感じられるのではないでしょうか。
Googleは、検索ユーザーの利便性を高めることを念頭において、変わり続けていきます。
今後の展開にも注目していきましょう!