経営者向けのメルマガ『経営塾』

メイド喫茶を初経験しました。

本日は、「メイド喫茶」に関してお話しします。

メイド喫茶とは?

先日、会社の懇親会の後、二次会として「メイド喫茶」に連れて行って
もらいました。(^^)
「メイド喫茶」というのは、秋葉原で大人気の喫茶店で、「メイド」の
格好をした店員さんが飲み物を出してくれるお店です。
そして、お客さんがお店にはいると

「お帰りなさいませ、ご主人様」

という挨拶で迎えてくれるそうで、逆にお店から出るときは、

「行ってらっしゃいませ、ご主人様」

と見送ってくれるそうです。
「ご主人さま」と言われて恥ずかしくないのかな、と思うのですが(^_^;
折からの「萌え」ブームにのって、東京では大流行しています。
ところが私は、この「メイド喫茶」に今まで入ったことがありませんで
した。

3ヶ月ほど前に、奥さんと息子とで秋葉原に行った際に、社会勉強の一
環として三人で「メイド喫茶」に入ろうと何件か覗いてみたのですが、
店の外まで長蛇の列で、結局断念した覚えがあります。
そんな背景があったので、前からチャンスがあったら「メイド喫茶」を
体験してみたいと思ったのでした。

「ロールプレーイングカフェ」を初体験

さて、この「メイド喫茶」ですが、最近は競争が激化して、色々なバリ
エーションが出てきているそうです。
今回体験したのは、正統派の「メイド喫茶」ではなく、その進化形の

「ロールプレーイング・カフェ」

です。

うちの社員に先導してもらい、池袋の東急ハンズの裏にある

アカシウス寄宿舎学園 http://www.acasius.jp/

というお店に連れていってもらいました。
「ロールプレイングカフェ」とは、上記のホームページよると

アカシウス寄宿舎学園は、ロールプレイングカフェ(喫茶)です。

メイド喫茶のメイドさんのような、癒され・暖かみのあるキャス
トさんのいる喫茶、しっかりとした世界観を持ったオリジナルの
コスプレ喫茶、さらにロール・プレイング・ゲーム(RPG)の
ように、お客様に、”役割”、”職業”を演じて頂く”要素”を
加えた喫茶、それが

ロールプレイングカフェ
アカシウス寄宿舎学園 (Acasius Boarding School)

役になりきってみたいお客様は、王子やプリンセス、執事やメイ
ドさんを目指し、まったりしたいお客様は、兄役や姉役になり、
暖かい目で見守って頂く。さらには世界観やストーリーを、キャ
スト・お客様、みんなで作っていく

そんな全員参加型のカフェ(喫茶)が、ロールプレイングカフェで
ありたいと思います。
簡単に言うと、ウェイトレスの女性が「アカシウス寄宿舎学園」という
学校の学生さんで、お客さんも自分で好きな役を選んで、それになりきっ
てください、という感じです。
一応、この「アカシウス寄宿舎学園」では、それらしいストーリーが事
前に用意されていて、お店のコンセプト・メークには相当の手間をかけ
ているみたいです。
アカシウス寄宿舎学園物語 
http://www.acasius.jp/story/

学園の紹介 (上の方のリンクは声も出ます)
http://www.acasius.jp/story/lievenberg.html

学園生活 (上の方のリンクは声も出ます)
http://www.acasius.jp/story/boardingschool.html
お店の店員さんはこんな感じで、かわいい女性ばかりでした。(^^)

キャスト http://www.acasius.jp/cast/

ちょっと露出度が高いので、別のお店と勘違いしてしまいそうですが、
あくまでも喫茶店です。(^_^;
また、メニューも凝っていて、

ソフトドリンク http://www.acasius.jp/menu/

をご覧頂けば分かりますが、たとえば、

コーラ → コークリン

カルピス → カールピース

と、わざわざ別の名前をつけています。

癒しを求める人たち

さて、この「ロールプレイカフェ」に入って最初に感じたのが、

お客さんの、一種独特な雰囲気

でした。

お客さんのほとんどが、いわゆる「オタク」と分類されそうな人達で、
はっきり言って我々は無茶苦茶「ういた」状態でした。(^_^;
二次会として、社員とともに総勢8人で乗り込んだ訳なのですが、お店
に入ったときのお客さんの冷たい視線には、もの凄い違和感を感じまし
た。(^^ゞ
いわば、「よそ者は入ってくるな」というようなオーラーを感じたので
す。(もしあなたが行く場合は、1人、多くても2人くらいで行った方
がいいかもしれませんが・・・。)
実際に体験してみないとこの雰囲気は理解しにくいと思うのですが、当
日のお客さんのイメージを言葉でお伝えすると
・一人っきりで来店

・年齢は、20代前半から、50代くらいまで。

・男性だけでなく、女性客もいた

・何をするでもなく、ぼーとウェイトレスさんを眺めている

・たまにウェイトレスさんが近づくと、一生懸命に話しかけてコ
ミュニケーションを取る

・頭に「カチューシャ(ぬいぐるみの耳)」をつけてもらい、ご
満悦。

・ウェイトレスの音頭で、「ニャンニャン」というようなかけ声
とともに、かわいく踊る

というようなお客さんです。
(書いていても、ちょっと引いてしまいますが・・(^_^;)
さて、確かにあまり社員には取りたくない人材ではあるのですが、彼ら
を眺めていて思ったのが、

・彼らは自分の居場所を求めてここに来ているんだろうな

ということでした。
恐らく、対人関係が不器用で、特に女性と話すのが苦手な人たちが、
「ロールプレイングカフェ」という「仮想の世界」で、女性ウェイトレ
ス達と一生懸命にコミュニケーションを取っている、という状態だと思
うのです。
一昔前なら、銀座や赤坂のクラブが、女性とコミュニケーションをとる
場でした。

最近なら、新宿や渋谷のキャバクラが、女性とのコミュニケーションの
場になっています。
でも、こうしたクラブやキャバクラでは居心地が悪い人たちが、メイド
喫茶や今回のロールプレイングカフェで、女性とのコミュニケーション
を求めているという訳です。
こうした「コミュニケーション」をベースとした店舗コンセプトは、喫
茶店のような飲食業界において、今後ますます重要になってくると思い
ます。
喫茶店というと、「価格」のドトールや、「高級コーヒー」のスターバッ
クスと言った大手チェーン店が有名です。

しかし、お客さんが求めているのが「人とのコミュニケーション」であ
れば、今までとは違ったこうした切り口のアプローチもありだな、と感
じました。

ストーリーを大切にした店作り

それとこの喫茶店で感心したのが、事前のストーリーの作り込みです。
先ほどご紹介したホームページ、たとえば

学園都市リーフェンベルク 
http://www.acasius.jp/story/lievenberg.html

内にある、

アカシウス寄宿舎学園生徒によるリーフェンベルクのご案内
http://www.acasius.jp/story/voice_Acasius_LievenBerg.html
(音がでます。注意!)

を見ると(and 聞くと)、お店をオープンする前に、相当コンセプト・
メイクに手間をかけているのがお分かり頂けると思います。
「アカシウス寄宿舎学園」という仮想の女学校を元に、入念に作り込ん
だストーリーが設定されています。
このストーリーの内容はともかく、喫茶店を開くのに、ここまで事前の
「ストーリー」にこだわるケースはあまりないと思います。
こうした「ストーリー」を大切にしたビジネスは、それがハマルと大成
功を収めることが少なくありません。
分かりやすい例えで言えば、ストーリーのある「ディズニーランド」と、
絶叫マシンで勝負する「豊島園」の違いのようなものでしょうか。
こうした「ストーリー」がお客さんに受け入れられるかは、ケース・バ
イ・ケースなのでしょうが、少なくとも単に喫茶店をオープンするより
は、こうした「ストーリー」に基づいた店作りの方が、競合との差別化
は進めやすいのは確かです。

体験することをお勧めします。

今回は、正統派の「メイド喫茶」ではなく、「ロールプレイングカフェ」
という、少し系統の違うお店を初体験したわけですが、経営者の人は積
極的にこうした体験を積むことをお勧めします。
今回のような「初体験」から、ビジネス上のヒントが得られることも少
なくないですから。
もし一人で入るのが恥ずかしい場合は、私のように、若い社員に連れて
行ってもらうのが良いと思いますよ。(^^)V

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