経営者向けのメルマガ『経営塾』

まぐまぐのシステム変更後の状況

先日ご紹介した「まぐまぐのシステム変更」について、読者さんからお
便りをいただいたのでご紹介します。

読者さんからのお便り

   吉本様

   毎週メールレターを楽しみにしております。

   今回はまぐまぐの新システムについての話でしたが、新システムに
   移行してから、

   ・新規発行が非常に増えた
(今週のビジネス版には、約150の新メルマガが紹介されていました)

   ・それと関連があると思いますが、読者数上位ランキングをみると、
   ビジネス版の3位が500名程度、10位はやっと300名といっ
   たところです。

   これらのことは、すでに吉本様もお気づきのことと思います。

   以前、吉本様は、「新規発行するとき、ちょっと工夫すれば、読者
   は1000名ぐらい集められるでしょう」ということを書かれてい
   ましたが、最近では、魅力的なタイトルと紹介文だけで1000名
   集めるのは、至難の技ではないかと思われます。

   今後のメールレターかニュースレターで、このような状況下での成
   功法則のようなものを解説していただけるとありがたいです。

   (株式会社コンサルタント H.T様)

H.Tさん、お便りありがとうございます。

「メルマガを発行するからにはたくさんの人に読んでもらいたい」と
みなさん思いますよね。

まぐまぐの読者獲得は「新規発行時」に、いかにたくさん集められるか
がポイントと言えますので、今回の「まぐまぐのシステム変更」は、こ
れからメルマガを発行される方は特に、大きな関心を寄せていらっしゃ
るかと思います。

今回は、H.Tさんにご連絡いただいた、

まぐまぐのシステム変更後の

   ・新規発行マガジン数の増加
   ・新規発行マガジンの読者数の減少

について考えてみたいと思います。

まぐまぐからの新規創刊マガジン数の推移

H.Tさんからは、

   ・新規発行が非常に増えた
(今週のビジネス版には、約150の新メルマガが紹介されていました)

とのメールをいただきました。

まぐまぐのシステム改変前後のメルマガ発行数(ビジネス版)を調べて
みたところ、下記のような結果でした。

  2005/03/14~2005/03/20に創刊されたマガジン数 105

  2005/03/21~2005/03/27に創刊されたマガジン数 120

   2005/03/28~2005/04/03 システム変更のため新規発行なし。

  2005/04/04~2005/04/10に創刊されたマガジン数 188

  2005/04/11~2005/04/17に創刊されたマガジン数 159

  2005/04/25~2005/05/01に創刊されたマガジン数 134

この結果を見ると、4月4日から4月10日の間の発行数が極端に多くなっ
ているのは、その前週が、システム変更のため新規発行申請ができなかっ
たため、その分が翌週にずれこんだと考えられます。

この現象はそろそろ収まってきていて、システム変更前と同じぐらいの
マガジン数に戻るかもしれませんね。

ただし、今回のシステム変更によって、

「新規メルマガ申請時に、マガジン紹介用WEBページの制作が不要」

になりましたので、以前よりも平均的に、新規発行マガジン数が増える
ことも考えられます。

つまり、以前は「紹介ページを作れないからメルマガ発行ができない」
という状況だった方もメルマガ発行ができるようになったため、メルマ
ガ発行の敷居が下がったのです。

新規創刊されるメルマガが増えれば、当然ライバルも多くなります。

たくさんのマガジンが発行される中で、どのように読者を獲得していく
かは、これまでよりさらに様々な工夫が必要になってくると言えるでしょ
う。

新規発行マガジンの読者数の推移

さて、もう一つ、

   ・それと関連があると思いますが、読者数上位ランキングをみると、
   ビジネス版の3位が500名程度、10位はやっと300名といっ
   たところです。

と、書いて頂きました。

そこで、こちらも実際の数を調べてみました。

   ・2005年3月21日~2005年3月27日に創刊されたマガジンのランキング
    →4月4日のウィークリィまぐまぐに掲載。4月18日時点の読者数。
  (システム改変直前に創刊し、変更翌週までの登録数が集計されたもの)

   1位 936部
   2位 924部
   3位 885部
   4位 821部
   5位 568部
   6位 376部
   7位 375部
   8位 365部
   9位 354部
   10位 328部

その前の週が、

   1位 3449部
   2位 895部
   3位 466部

という結果だったところを見ると、突出して多い読者を獲得したマガジ
ンが無かったと言えます。

システム改変により、

「代理登録機能」(メルマガ発行者が管理画面からメールアドレスを
         代理で登録できる機能)

が無くなったことで、「何らかの方法でメールアドレスを集めて、一気
に代理登録で登録して読者数を伸ばす」という手段を取れなかったから
ではないか、と考えることもできますが、翌週には、

   1位 2647部
   2位 2024部
   3位 1523部

と、ほとんど元の状態に戻ってきているところを見ると、たまたま少な
かった、というのが正解かもしれませんね。

(もちろん、上位にランクしているメルマガがみんな「代理登録」で
 読者数を伸ばしているとは限りません。念のため。)

今回は、H.Tさんのお便りを元に、まぐまぐシステム変更前後の状況
を少し整理してみました。

みなさんも「こんなことがありました」などありましたら、ぜひ、
ご連絡くださいね(^^)

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