ラインが東証に上場を申請しましたね。
いずれ上場するとは思っていましたが、もう少し先になると考えていた
ので、ちょっと意外でした。
時価総額の予想が1兆円以上とのことですから、ネット系ではヤフー、
楽天に次ぐ第三位になります。
まさに日本を代表する急成長ベンチャー。
今日はそんなラインについて考えてみます。
ラインとは?
ラインについてご存じない方もいらっしゃると思いますので、まずは
「ライン入門」から。
ラインについて知りたい方は、以下の記事をお読み下さい。
ラインとは?
http://www.akibare-hp.jp/social/linewhatis/
詳細は上記記事ををお読み頂くとして、ラインをひと言で言うと、
「スマホ専用の、無料電話 兼 無料メッセージ交換アプリ」
です。
ラインの利用者同士であれば、無料で電話が使えることに加えて、ライ
ン加入者同士でメールのような「メッセージ」のやり取りが行えます。
ラインの利用者数
このラインの利用者数は、4月時点で、
約5千万人
メールの利用者が約1億人ですから、ネットの半分の人はラインを利用
していることになります。
ラインが普及すると・・・
ビジネスの観点で考えると、ラインの普及でまず影響を受けるのが、
・メールの販促が難しくなる
という点です。
ラインが普及した理由の一つが、「スパムメールの増加」。
電子メールを使っていると、大量のスパムメールが送られて大変イライ
ラすると思いますが、ラインだと知らない人からのメールは送られてき
ません。
そのためスマホ利用者は、スパムメールを嫌ってラインを使う人が多い
のです。
一方、企業がネットで営業する際には、メールは不可欠。
メールアドレスを登録してもらって、そこに定期的にメールを送って営
業する、というのが今までの常套手段だったわけですが、ライン利用者
にはその手が通じません。
というのは、ラインでは商用利用が禁止されているから。
メールではその目的は何でも構わないわけですが、ラインの場合、規約
で
「営業、宣伝、広告、勧誘、その他営利を目的とする行為」
が禁止されています。
そのため、メールマガジンのような形でメールを販促に利用する事がで
きなないのです。
LINE@
もし商用でラインを利用したいのであれば、LINE@というサービス
を使わなければいけません。
このサービスは、月一回までの利用であれば無料なのですが、それ以上
は有料のサービスとなっています。
また利用できる業種が限られていますし、利用に当たってもさまざまな
制限がかけられています。
そのため多くの中小企業では、ラインを使って販促するのは難しいかも
しれません。
今後は・・・
ラインの利用者は、スマホではあまりメールを使わないですから、ライ
ンが普及すればするほど、メールを活用していた企業は、営業が難しく
なってきますす。
その意味で、メールに変わる新しいチャネルとしての「ライン」をどう
活用していくか、今から研究していかなければいけませんね。
私も現在、ラインをどう活用すれば良いか、色々と考えています。
汎用的なテクニックとして、皆さんに共有できるようになったら、この
場を借りてお伝えしたいと思いますので、どうぞご期待下さい。