インスタグラムとは
Instagram(インスタグラム)は、TwitterやFacebookのようなSNS
(ソーシャルネットワーキングサービス)の1つで、ネット上で、友人
や同じ趣味嗜好を持つ人などと交流するためのものです。
TwitterやFacebookと異なるのは「文章ではなく、写真をメインにして
いる」という点です。
インスタグラムでは、スマートフォン(スマホ)などで撮った写真を、
きれいに加工して、簡単に投稿することができます。
スマホを持つ人が増え、画像の共有が簡単になったことで、インスタグ
ラムユーザーは爆発的に増えてきました。
2014年12月には月間アクティブユーザー3億人を突破し、Twitterのユー
ザー数を上回ったと発表されています。
撮影した写真に簡単なコメントやタグをつけて投稿すれば済むことから、
文章を書くよりも気軽に投稿できるのも、若い人に人気がある理由でし
ょう。
ビジネスの役に立つ
インスタグラムは画像・動画の共有を目的としたSNSです。
そのため日本でも、「画像で伝える」ことが重要な、ファッションブラ
ンドや美容、カフェやレストラン、インテリア関連などでの活用例が増
えてきています。
女性のほうが普及率が高く、若い女性をメインのターゲットとするご商
売であれば特に注目するべきでしょう。
アメリカの調査会社では、
FacebookやTwitterよりも、インスタグラムのほうが
企業への愛着や親しみを示す「顧客エンゲージメント」が高まる
とした調査結果もあり、自社のブランディングや、ユーザーとのコミュ
ニケーションを深めるツールとしての活用が考えられます。
イメージがわかない・・・という方は、ためしにアカウントを作ってみ
てはいかがでしょうか?
アカウントは無料で作成できますし、アカウント作成後は、
自社の商品やサービス、
あるいはそれを利用しているシーンなどをスマホで撮影
↓
ハッシュタグや簡単なコメントを付けて投稿
という簡単なステップで、自社商品やサービスのカタログのようなもの
ができあがります。
(ハッシュタグ:
“#”を頭につけたキーワードを一緒に投稿することで、その写真が
何についての写真かわかるようにする仕組み。
例えば猫の写真であれば、#ねこ とハッシュタグをつけると、ねこの
写真が投稿されているとわかり、猫好きの人に見てもらえる。)
日本での活用例はまだまだ少ないのが現状ですが、試してみるといろい
ろな活用アイディアが浮かぶかもしれません。
国内の活用事例
企業ではありませんが、海外の方に人気の「清水寺」のアカウントをご
紹介しましょう。
清水寺
http://instagram.com/feel_kiyomizudera/
清水寺のさまざまな姿を映した写真がずらっと並んでいますね。
お寺の荘厳な空気が伝わってくるような写真の数々に、ついつい見入っ
てしまいますし、海外の方なら「この場所へ行ってみたい」と思う方も
多いのではないでしょうか。
「清水寺」というブランドイメージの向上に役立っているといえるでし
ょう。
もうひとつは、スポーツブランド「PUMA」の事例です。
特設サイト PUMA PIN UP
http://mag.puma.jp/pinup/
PUMAの商品を使っているユーザーが、インスタグラム上で写真を投稿す
ると、プレゼントに応募できるというキャンペーンを開催しています。
前者の清水寺アカウントが、
インスタグラム上に「自分で投稿した写真」を並べている
のに対し、PUMAのキャンペーンでは、
特設サイト上に「ユーザーが投稿した写真」を並べている
のが特徴です。
こういった「ユーザーを巻き込んだキャンペーン」によって、企業への
愛着や親しみ・信頼を増すという、ちょっと上級編な活用法もインスタ
グラムにはあるのです。
「TwitterやFacebookだけでもついていくのがやっとなのに、また新し
い名前が出てきたよ・・・」とお嘆きの方もいるかもしれませんね。
これからまだまだ伸びる可能性がありそうなインスタグラム、存在だけ
でも知っておいて損はないと思いますよ\(^^)√