前回に続き、ホームページでの成果をあげるために重要な指標「回遊率」について解説していきます。
前回は、回遊率は「1人の訪問者がホームページ内のページをどれだけ閲覧したか」で、ホームページの「状態」を示すとても重要な指標であること、回遊率が高ければ成果に結びつきやすくなることをお話ししました。
2回目の今回は、回遊率をアップするためにどのような取り組みをしていけばいいか、基本的な施策を4つご紹介します。
施策1:訪問者のニーズに応えるコンテンツを作る
ホームページへの流入経路が検索エンジンである場合、検索ユーザーの回遊率を上げるには「検索ユーザーが知りたい内容・実現したいことに応えるコンテンツを用意する」ことが重要です。
訪問者が知りたい内容がコンテンツ内やホームページの中に無ければ、「このホームページに期待している内容はなかった」と、すぐに検索結果の画面に戻ってしまうでしょう。
最初に訪れたページ(ランディングページ)で、このホームページには期待しているコンテンツがありそうだと感じてもらい、もっと読んでみたいと思ってもらわなければ2ページ目以降への遷移はありません。
まずは、訪問者のニーズに応えるコンテンツを充実させておくことが、回遊率アップの大前提となります。
施策2:ナビゲーションをわかりやすく整理する
次に考えるべきは「このホームページにはこんなコンテンツがあります」と、どのようにわかりやすく伝えるかです。
ホームページの目次のような役割を持つ「グローバルナビ」や「パンくず」などのナビゲーションをわかりやすく整理しておきましょう。
訪問者が迷わず目的のページにたどり着ける状態にしておくと、「他のページも見てみよう」という訪問者が増え、回遊率があがっていきます。
施策3:関連記事、ランキング、新着、レコメンドなどを設定する
ナビゲーションが整理できたら、さらに、「こんなコンテンツもあります」と紹介するための、【関連記事】【人気記事のランキング】【新着記事】といったコーナーを設けてみましょう。
また、【レコメンド】を活用してみても良いかと思います。レコメンドとはECサイトなどで、商品ページの下のほうに「これを買った人はこんな商品も買っています」というおすすめのこと。
これも、回遊率をあげるための施策のひとつです。
施策4:ページごとに次の誘導先を決めておく
グローバルナビやパンくずなどのナビゲーションをわかりやすくして、関連記事やレコメンドなどを設定したとしても、コンテンツのメインの部分以外は案外見られていない・気付かれていないことも多いです。
というのも、やはりホームページの中で一番読まれているのは、コンテンツの内容が書かれているメインエリアだから。
そのため、回遊率アップに最も重要になるのは、コンテンツの中でどれだけ、別コンテンツに誘導できるか、という点です。
次のページへの誘導を入れていないコンテンツはないでしょうか?何らかの情報を伝えただけで、次のアクションを設定していないコンテンツはないでしょうか?
「コンテンツを読んだ訪問者に、次に取って欲しい行動」を決めて、コンテンツを構成しましょう。
以上、回遊率アップに関して代表的な施策を4つご紹介しました。回遊率が変わるとページビューが増え、ホームページからの反応にも改善効果を感じられます。ぜひ試してみてください。