今週は、ホームページの文章につける「見出し」の重要性についてお話します。
「見出し」とは
今回解説する「見出し」は、ホームページに掲載する文章内において、内容の要点を章や節ごとに簡潔にまとめた題名の部分のことを指します。
このメルマガで言えば、上の
“「見出し」とは”
の部分が見出しになります。
ページのデザイン的には、本文より大きなフォントで目立つようにしてある箇所です。
業種によっては、ある程度長い文章をホームページに掲載することがあると思います。
特にこのメルマガをご覧の皆さんは、ホームページに充実したコンテンツを掲載することが大事だということを理解されているので、「がんばって内容の濃い、長い文章を掲載しているよ」という方が多いのではないでしょうか。
そんなときに重要なのが「見出し」です。ではどうして見出しが重要なのでしょうか?
重要な理由その1「本文の精読率を上げる」
適切な見出しをつけることで、本文の精読率が上がります。
「見出しだけさらっと読んでしまったら、本文の精読率は下がるんじゃないの?」と思われる方もいるかもしれませんが、そうではありません。
見出しのない長い文章は、ぱっと見、どのような内容が書いてあるかわかりません。タイトルから想像する程度です。
見出しのある文章は、さっとページをスクロールしていくことで、ある程度どのような内容が書いてあるか想像することができます。
文章の内容がある程度わかることで、その文章に興味を持ってもらうことができるため、本文の精読率があがるのです。
新聞を思い出してもらうとわかりやすいかもしれません。
新聞を読むとき、隅から隅まで順番に読んでいくという人よりは、見出しを眺めて興味のある記事を拾い読みしていく人のほうが多いでしょう。
文章の要点をあらかじめ知ることで、その文章に興味を持ち、読み進めたいと思えるわけですね。
重要な理由その2「SEO的なメリットがある」
このメールマガジンでもたびたび紹介している、Google提供の
「検索エンジン最適化スターターガイド」
には、「見出しタグを適切に使おう」という項目があります。
「検索エンジン最適化スターターガイド」は、Googleが無料で提供している、「やさしいSEOの教科書」で、検索エンジンでの上位表示を目指す人が最低限行っておきたい内容が書かれています。
このスターターガイドで「見出しをつけましょう」と言っているということは、見出しがSEOの面で重要な役割を持っているということになります。
ここが見出しですよ!とGoogleの検索エンジンに伝えるには、見出しの部分を「見出しタグ(hタグ)」と呼ばれるhtmlタグで囲む必要があります。
見出しタグには
- 重要度順にh1~h6までのレベルがある
(大見出し、中見出し、小見出しのようなイメージ) - 1ページにh1タグはひとつしか使ってはいけない
- レベル順に並んでなければならない
など、使い方のルールがあります。
そういった決められた作法やルールにのっとって、ページ内に見出しをつけることで、Googleの検索ロボットに文章の構造や内容を適切に伝えることができ、それによって「整理された文章だ」という評価を得ることもできるわけなのです。
見出しの重要性、ご理解いただけたでしょうか?
次回は「見出しをつけるポイント」についてお話したいと思います。お楽しみに!