今回は「ホームページの色選び」について解説します。
ホームページを立ち上げる際、構成や内容と同じぐらい悩むのがデザインではないでしょうか。
なかでも、ホームページの配色を決めるのは、楽しくもあり、難しくもあることのひとつです。
「よくわからないから好き嫌いで決めた」という方もいるかもしれません。
そういった感覚も大切ですが、色は人の心理や行動に大きな影響を与えています。上手に色を選ぶことで、ホームページの成果を変えることもできます。
できれば色が心理や行動に与える影響に考慮して決めたいところです。
では、ホームページの色を決めるとき、意識しておきたいことはなんでしょうか? 次から色選びの3つのポイントをお伝えしていきます。
(1)会社や商品のブランドイメージ
配色は、会社や商品のブランドと強く結びつきます。
例えば、コンビニの横を車で通り過ぎるとき、その看板の配色で、どこのコンビニなのかわかる、ということはないでしょうか?
「青」は信頼、「緑」は安心、「赤」は情熱など、色にはそれぞれのイメージがあります。
ホームページで売りたい商品やサービスに、どのようなイメージを持って欲しいのか、それによって、ホームページに使う配色も変わってきます。
(2)ターゲットの心理
気をつけておきたいのは、商品やサービスを購入するターゲットの心理に合った配色になっているか、という点です。
例えば、「高級感のあるレストラン」を探しているユーザーがホームページを開いた瞬間、パステルカラーの配色が目に入ってくると、「あれ?探しているのとちょっと違うかな?」という印象を持ちます。
その第一印象を覆して、コンテンツを読んでもらうのは、とても難しいことです。
ターゲットユーザーはどんな配色を期待してホームページを開くか、考えてみましょう。
想定している「ブランドイメージに合った色」と、「ターゲットの心理に合った色」が一致していれば問題はありません。
そうでない場合は、ブランドイメージとターゲットをもう少し掘り下げて、どちらも両立できるテーマカラーを探っていく必要があります。
なお、各色のイメージは、これまでの経験や文化、環境などによって決まってきます。
そのため日本で生まれ育った人と、海外の人では、文化の違いによって変わってくることもあります。また、年代によって異なるということもあるでしょう。
そのため、ターゲット像を明確にすることは、ホームページの配色を決める上でも重要です。
(3)読みやすさや使いやすさ
もうひとつ、配慮しなければならないのは、その配色で、ユーザーが読みやすい・使いやすいホームページになっているかどうかです。
背景色と文字色など、配色のバランスに違和感があると、「見にくい」ホームページになってしまいます。「見にくい」と感じたユーザーは、ホームページから離脱してしまうでしょう。
また、他のコンテンツへ誘導するためのリンクやボタンの色、フォームの送信ボタンなどは、配色で上手く目立たせると、成約率をアップさせられます。
【あきばれホームページ】のデザインは、あらかじめリンクやボタンの色を目立つように配色を考えているため、色選びに迷いません。
配色の参考にもしていただけますので、宜しければ【あきばれホームページ】のデザインサンプルをご覧ください(^^)。
次回は、今回の続編です。実際のホームページを紹介しながら、色の持つイメージを解説していきます。お楽しみに。