今週は、、メールレターの読者さんからいただいたご質問を元に、「イ
メージ重視のホームページ」について考えてみましょう。
先週お送りした第126号の「文字の多いホームページを作りましょう」
という内容をお読みいただいたY.Kさんからのご質問です。
メールレター読者さんからのご質問
弊社商品は、結婚式や出産祝、誕生祝、といったイメージ重視の
hpの作り方なので、TOP画面にはFLASHを入れています。
(納期重視で、今はベータ版のありあわせを入れてありますが)
ブライダル業界では、TOPにFLASHが基本ですが、今回のメ
ルマガにありましたように、文字情報がたくさんあったほうがいい
んですかね?
・・・今まで、幸せ感第一!とにかくHAPPY!でやっていただ
けにちょっと自信なくしちゃってます。
(株式会社FP 企画課 Y.Kさんより)
Y.Kさん、メールありがとうございます。
Y.Kさんの会社では、”「生まれた時」の重さでつくる テディベア”
を、結婚披露宴や出産祝い、誕生日などのプレゼント用として、ホーム
ページから販売されているそうです。
先週号を読んで、Y.Kさんと同じように、「イメージ重視」がいいの
か「文字情報重視」がいいのか・・・と、悩んでしまった方も多いので
はないでしょうか。
まず、「イメージ重視のホームページ」に問題がある、というわけでは
ないことをお伝えしておきたいと思います。
取り扱う商品によっては、その商品「らしさ」を伝えるイメージを、ホー
ムページで打ち出すことも、とても大切なことです。
ただし、その商品らしい「イメージ」を伝えた後、さらにどれだけ情報
を提供できるか、ということも、同時に非常に重要なポイントなのです。
例えば、いくつかのホームページを見て、比較しながら、商品購入を検
討している場合のことを考えてみましょう。
どこも同様に、雰囲気がよく、キレイなホームページですが、掲載され
ている情報は似たり寄ったりの「商品情報」だとすれば、比較の対象は
「価格」や「納期」といった、商品やサービスの魅力とは関係のないと
ころに移ってしまいます。
つまり「イメージ重視」のホームページでも、それにプラスアルファし
て、どれだけアクセス者が読みたい・知りたい情報(読むとメリットが
ある情報)を伝えられるか、ということが「差別化」につながっていく
わけです。
また、
ブライダル業界では、TOPにFLASHが基本ですが、今回のメ
ルマガにありましたように、文字情報がたくさんあったほうがいい
んですかね?
ということでした。
「トップページの一番の役割」は、購入や問い合わせ・資料請求などに
つながるコンテンツにアクセス者を上手く誘導する、というところにあ
ります。
必ずしも、トップページにたくさんの文字情報を並べた方がいいわけで
はありませんが、トップページ以外の「読んで欲しいコンテンツ」に誘
導するための情報は、最低限出しておく必要があるのです。
FLASHとメニュー名だけのトップページでは、「読んで欲しいコン
テンツ」に誘導できるかというと、難しいと思います。
「トップページ以外のコンテンツも読んでみたい」と思わせる内容のトッ
プページになっているかどうか、を、あらためてアクセス者の目線でチェッ
クしてみましょう。
さらに、FLASHについて言うと、その対費用効果に疑問を感じてい
ます。
「FLASH制作にかかる費用」は、「静止画像制作にかかる費用」よ
りずっと上なのですが、その費用の差と同じくらい効果(アクセス者に
与える影響)が違うか、というと、それほどでもないように思えます。
おしゃれなFLASHを費用をかけて作って、トップページに表示して
も、その商品のイメージにあった静止画像を表示した場合と、それほど
効果はかわらないのではないかな、というところなのです。
(実験はしていないので断定はできませんが・・・(^^;))
さて、Y.Kさんはじめ、「文字重視かイメージ重視か」で悩まれてい
るみなさん、参考になりましたでしょうか?
Y.Kさんは小学生のお子さんを持つお母様だということですが、いた
だいたメールからは、ホームページに取り組む熱心な様子が伝わってき
ました。
「どうしたらよくなるか」を一生懸命検討されている会社さんのホーム
ページは、きっと良くなっていきますので、自信を持って、これからも
ホームページの改善に取り組んでみて下さいね!!