本日は、ホームページの反応率を高める「誘導の仕方」についてお話し
たいと思います。
回遊してもらうことが重要
トップページでアクセス者の興味を引くのは大切ですが、トップページ
だけしか見てもらえなければお問合せにはつながりません。
アクセス者にサイト内を「回遊」してもらうことが重要なのです。
回遊とはトップページだけでなく、サイト内の他のページについてもあ
ちこちと見てまわること。
実店舗でも来店客になるべく長い間、店内に留まってもらえるよう、商
品の陳列やディスプレーなどさまざまな工夫をされています。
というのも、通常お客さんの「店内の滞在時間」と売上は比例するから
です。
これはホームページでも同様です。アクセス者に回遊してもらえれば、
参照ページ数が増え、ホームページでアピールしたいことがアクセス者
に伝わりやすくなります。その結果、反応率アップにつながるのです。
では、アクセス者に回遊してもらうためにはどうしたらよいのでしょう
か?
トップページからの誘導がポイント
ポイントとなるのはトップページ。なぜなら、ほとんどのアクセス者が
最初に目にするのはトップページだからです。
何度もお話していますが、アクセス者はトップページをひと目見て「自
分の求めている情報があるかどうか」を判断します。そして読み進める
価値があると判断すれば読んでもらえますが、トップページだけ読んで
サイトを閉じられるケースも少なくありません。
しかし、トップページだけを見て「問い合わせしてみよう」と思う人は
ほとんどいないでしょう。
「料金」や「お客さまの声」、「サービスの詳細」などいろいろなペー
ジを見た上で「ここなら良さそう」と思い、アクションを起こすというの
が一般的な流れ。
ですから、トップページには他のページも見てもらえるような「仕掛け」
をしておく必要があるのです。
トップページを読み終わった後、何のナビゲーションもなければ、次に
どこを読めばよいのか迷ってしまい、面倒になり閲覧をやめてしまうア
クセス者がほとんど。
これは非常にもったいないことです。トップページをきちんと読み進め
てくれる人は、見込み顧客の可能性が高いと考えられるのですから。
そこで回遊してもらうための仕掛けとなるのが「誘導リンク」です。
効果的な誘導リンクの張り方
誘導リンクとは、次に読ませたいページへ誘導するナビゲーションのこ
と。「次はこちら」といった文言とともに読ませたいページへと、リン
クが張られているのは、よく目にしますよね?
トップページだけを見てページを閉じられないためにも、トップページ
から読ませたいページへ誘導リンクを張ることはとても大切なのです。
ただ、闇雲に誘導リンクを張ればよいというわけではありません。
トップページを読み終えたアクセス者に、
・次はどのような情報を与えれば関心が高まるか?
といったことをしっかりと考えて、どのページへ誘導するのがベストな
のかを決めましょう。
たとえば「お客さまの声」ページは充実させているので、読んでさえも
らえれば問合せにつながるはず、ということならば、「お客さまの声」
ページへの誘導を強化する、といった具合です。これはトップページか
らだけでなく、いろんなページから誘導すると効果的ですね。
そしてうまく誘導できれば、問合せ数がアップするはず。(^^)
誘導文言にもひと工夫
さらに誘導リンクの文言にもひと工夫することが重要です。よくある
「次はこちら」という文言だけでなく、クリックしたくなるような文言
にしましょう。
たとえば、整体院のサイトのトップページから治療方法について読ませ
たい場合、
→熟練テクニックをもつ院長の治療はこちら
といった文言のほうが「次はこちら」よりもクリック率が高まります。
そしてビジュアル的にも、誘導リンクが目立つ工夫をしておきましょう。
先日、追加したテンプレート機能の中に「誘導リンク」のテンプレート
もご用意しております。
簡単に見栄えの良い誘導リンクを設置できますので、ぜひ活用してみて
ください。
まとめ
ホームページの反応率を高めるには、コンテンツが充実していることが
大切ですが、今回ご紹介したようにアクセス者にサイト内を回遊しても
らうような細かなテクニックも効果的です。
難しいテクニックではありませんので、やる気さえあれば誰でもできま
す。
余裕があれば定期的に、アクセス解析をチェックしながら「誘導リンク」
についても修正や追加をしていただくことをおすすめします。
皆さんも本業でお忙しいとは思いますが、この機会に誘導リンクを見直
してみてはいかがでしょうか。(^_^)/~