今回も、ホームページ作成を検討なさっている方からのご相談にお答え
してみます。
お客さまからのご相談
うちでは3年ほど前にホームページを作りました。
しかし、問い合わせは3年で数件程度と、商売にはまったくつながっ
ていません。
このメルマガなども参考にしていろいろ試行錯誤しているのですが、
どこが悪いのかわからず、完全にお手上げの状態です。
一度全部ご破算にして、一から作りなおしたほうがよいでしょうか。
このご相談者に限らず、
「ホームページをどうにかしたいけど、何が悪いのか、何から改善
すればよいのかわからない」
という社長さんは、少なくないと思います。
そこで今回は、
ホームページの改善点を見極めるためのポイント
について、かいつまんでお話ししてみましょう。
ホームページがうまくいかないのは?
「ホームページで成果が出ない」「商売の役に立っていない」という場
合、大きく2つの理由が考えられます。
(1)アクセス数が少ない
(2)アクセス者からのアクションがない
(1)は、
そもそもホームページに来てくれる人が少ない
ということ。
また(2)は、
ホームページに来てくれる人はいるが、問合せや資料請求、購入、
申込みなどをしてくれない
ということです。
ホームページがうまくいかないときは、ほとんどこの(1)か(2)の
どちらか、あるいは両方が原因だと考えられます。
まずはアクセス数を調べる
そのことを確かめるため、まずは、
ホームページのアクセス数
を調べましょう。
アクセス数は、「アクセス解析」を利用して調べることができます。
弊社の【ブログdeホームページ】をご利用の方は、アクセス解析ツール
が標準で付属していますので、その数値をご覧になってください。
もしかすると、今運営しているホームページにアクセス解析ツールがな
い、またはアクセス解析はしていないというケースがあるかもしれませ
ん。
しかし、アクセス数はホームページ改善の出発点となる重要な指標です。
少なくとも、自社のホームページに毎日何アクセスあるのか、くらいは
把握しておきたいところ。
無料のサービスもたくさんありますので、ホームページを作ったら、ア
クセス解析を必ず導入するようにしましょう。
「アクセス数が少ない」場合の対策は
さて、アクセス数を調べた結果、ホームページに来ている人の数が少な
すぎる場合は、
・アクセスアップ対策、いわゆる「SEO」を見直す
必要があります。
見直すポイントとしては、
・そもそも検索結果に表示されていないのか
・検索結果の上位に表示されていないのか
・検索結果の上位に表示されているがクリックされないのか
などさまざま。
アクセス数がどのくらいあればよいのか、というのは業種やホームペー
ジの内容、規模などによってまちまちです。
また、狙っているキーワードの難易度によっても異なりますので、一概
に「○○以上あればよい」ということは言えません。
ただ、一般的な中小企業のホームページでは、
一日のアクセス数が50以下
というケースが多いようです。
もしこの数字を下回っているようなら、まだまだ改善の余地があると言
えますね。
「アクセス者からのアクションがない」場合の対策は
一方、アクセス数はそこそこあるのに、問合せや資料請求といったアク
ションがない、つまり「反応がない」というケースがあります。
その場合は、
・ホームページのコンテンツを見直す
ことが必要です。
見直すポイントは、
・ホームページへ来ているのは想定しているターゲットか
・見てほしいページヘの誘導がうまくいっているか
・アクセス者のほしい情報がきちんと書かれているか
といった点など、多岐にわたります。
それらがすべてうまくいって初めてアクセス者は問合せや資料請求など
のページを訪れてくれます。
もちろん、そうしたページを訪れただけで帰ってしまうアクセス者も少
なくありませんが、その場合は、また別途改善をする必要があるわけで
す。
問合せや資料請求のページを訪れた訪問者のうち、何人が実際に問合せ
や資料請求をしたか、ということを表す、
コンバージョンレート(コンバージョン率)
といった指標もあるのですが、これについてはまた機会がありましたら
お話ししようと思います。
まとめ
かなりかいつまんでの説明でしたが、本日のポイントは次のような点で
す。
・ホームページの改善にはまずアクセス数を把握する
・アクセス数が少ない場合
=SEO(アクセスアップ)を改善する
・アクセス数があるのに問合せや資料請求などがない場合
=ホームページのコンテンツを改善する
見直さなければならないポイントがわかれば、おのずと改善策も見えて
きます。
トライアンドエラーを続けていくのがホームページの基本ですから、長
い目で見て、一つ一つ改善していきましょう。
そのためにも、まずは基本となる本日のお話しをしっかり覚えておいて
くださいね。\(^^)√