今回は前回ご紹介した「 Facebook HPよろず相談室」にお寄せいただ
いたご質問をもとに
ホームページの色づかい
についてお話します。
アクセス者に伝わるか?
皆さんのホームページを見ていて、ときどき残念に思うことがあります。
それは、せっかく良いサービスや商品をご提供されているのに、その良
さが伝わってこない色づかいのホームページを見たときです。
たとえば、債務整理を専門とする士業さんのサイトなのに、ホームペー
ジで一番目立つ一番上のヘッダー部分を、ピンクをベースにしているケー
ス・・・。
中身を読めば、経験豊富で専門性もある方だということがよくわかるの
ですが、そのイメージとヘッダー画像の色づかいが与えるイメージがまっ
たく合わないのです。
これではアクセス者にうまく伝わりません。
アクセス者はせっかちですので、ホームページをパッと見た印象で判断
します。
ですから、アクセス者が経験豊富な弁護士さんを探していたとしたなら
ば、ピンクが目に入った時点で「ここは違うな」と閉じられてしまいま
す。
一般的なイメージでとらえられがち
ピンクがメインのサイトで多いのが、女性向けのエステやファッション
系のもの。
おおむね若い女性をターゲットにしたものが目立ちます。
それゆえほとんどの人が、ピンク系の色を目にするとそのような業種を
イメージしやすくなるのです。
一般的なイメージが人に与える影響は大きいので、
・ホームページでアピールしたい商品やサービス
(または強みや特徴)
・ホームページに来てほしいお客さん
・その色の持つイメージ
これらが合っているかどうかを、しっかりと確認してから使う色を決め
ることをおすすめします。
さまざまなホームページを数多く見ることで、大まかにつかむことがで
きると思います。
どんなイメージをもってもらいたいか?
このように色が人に与える影響は意外と大きいもの。
ですから、ホームページでメインとする色を単純に好きな色にするのは
得策ではありません。
色を選ぶ際は、好きなものを選ぶのではなく、意図的に選ぶようにしま
しょう。
大切なのはホームページにきてくれたお客さんに
どのようなイメージをもってもらいたいか
ということ。
たとえば士業さんのホームページなら
・「しっかりした理知的な先生」というイメージ
をもってもらいたいのか、それとも
・「やさしそうで親切そうな先生」というイメージ
をもってもらいたいのかで、見せ方が変わってきます。
色が与えるイメージ
色が与えるイメージについて、一般的には次のように言われています。
寒色系(水色、青色、濃紺などの)が与えるイメージは
・理知的、さわやか、涼しい、清潔、カッコイイ
暖色系(オレンジ、赤色、ピンクなどの)が与えるイメージは
・やわらかい、やさしい、あたたかい、かわいい
これらのイメージをふまえ、アクセス者に与えたいイメージから使う色
を選ぶようにしましょう。
たとえば、「理知的な先生」「しっかりした先生」「信頼感のある先生」
という印象を与えたいのなら寒色系の色、「親切そうな先生」「やさし
そうな先生」という印象を与えたいのなら暖色系といった具合です。
まとめ
今回は簡単にご説明しましたが、色の世界はとても深く、同じ赤色でも
明るい赤もあれば暗めの深い赤もあります。
また、どの色とどの色を組み合わせるかといった、「色の組み合わせ」
によっても受ける印象が変わってきます。
普段の生活からも感じ取れると思いますが、色が人に与える影響力は意
外と大きいもの。
それはホームページでも同様です。
今後、色については重要性が一層高まってくると思います。
ご興味のある方は、勉強してみると反応の取れるホームページづくりに
役立つかもしれませんよ。もちろん中身が肝心ですが・・・。
私のほうでも、これから色についてのノウハウも展開していきたいと考
えていますので、どうぞご期待くださいね。(^_^)/~