今週は「成果を出すためのホームページ改善」についてお話ししようと思います。
今あるホームページ、成果を出されていますか?
ホームページは単に作成しただけではなかなか成果を出せません。「運用し、悪いところは改善する」というサイクルを繰り返して、だんだんと成果が出てくるものです。
それではさっそく、「ホームページの改善に取り組む際、どのページから取り組むと良いのか」を考えていきましょう。
改善効果の高いページはどれ?
目についたページや気になったページから、手当たり次第に改善に取り組んでいくよりも、「成果を出せるページ」から優先的に取り組むほうが効果が高く、モチベーションもあがります。
改善効果の高いページは、以下の3つと覚えておくとよいでしょう。
<改善効果の高いページ>
- 人通りの多いページ
- ゴールとなるページ
- ゴールとなるページに近いページ
では、それぞれのページについて、もっと詳しく見ていきます。
人通りの多いページ
人通りの多いページとは、「ホームページの中で、多くの人が通過するページ」のことです。
トップページや、検索で上位に表示されているページなど、ホームページの入口となっているページ(ランディングページ)は、ホームページの中でも人通りが一番多いページです。
たくさんの人が通るページを改善できれば、それだけ大きな成果を得られます。
まずは、アクセス解析を使って、一番人通りが多いページがどれかを把握しましょう。
それから「離脱率が高い」「誘導したいページに誘導できていない」など、そのページの課題を洗い出し、どこをどのように変えれば課題を解決できるか仮説を立て、施策を決めます。
施策を実施したら、本当に仮説どおりに改善されているのか検証を行います。
ゴールとなるページ
ゴールとなるページとは、「資料請求」や「お問い合わせ」「購入」など、ホームページの目的が達成されるページのことです。コンバージョンページとも言われます。
資料請求フォームがあるページまで来ているのに資料請求しないで別のページへいってしまう(またはホームページを離れてしまう)といった問題がある場合、それが改善できれば高い効果を得られます。
「本当に資料を請求して大丈夫か不安になっている」「フォームが使いにくい」「フォームの項目数が多い」など、ゴールとなるページにはいろいろな課題がひそんでいます。
ゴールとなるページを訪れた人の気持ちになって、どこに問題があるのか仮説を立ててみましょう。
ゴールとなるページに近いページ
ゴールとなるページに近いページとは、ゴールとなるページに訪れる人がその直前に見ているページのことです。
例えば資料請求ページに訪れた人が、そのひとつ前に見ていたページは、「資料請求をしようかな」という意思決定に影響を与えています。
そのため、そのページを改善することで、資料請求ページへの遷移を増やすことができたり、資料請求自体を増やしたりすることができます。
アクセス解析を使って、ゴールとなるページに近いページがどれかを確認してみましょう。そしてそのページをどのように改善すれば、ゴールとなるページにうまくつなげられるか検討してみてください。
このように、ホームページを改善する場合は、ページ単位で見直して、効果の高いページから優先的に行っていきましょう。