検索結果画面のリニューアル
先週末、グーグルが検索結果画面の表示をリニューアルしました。
リニューアルの内容はそれほど大がかりなものではありません。
しかし、長年見慣れたデザインが変更されただけに、インパクトは小さ
くないように思います。
どんな画面になったのかは実際に検索してみていただければと思います
が、おもな変更点は次のようなものです。
【1】タイトルの文字サイズが大きくなった
【2】タイトルの文字列から下線が削除された
【3】広告のリンクに「広告」と表示された
【1】タイトルの文字サイズが大きくなった
「タイトル」というのは、検索結果画面で皆さんがクリックする、それ
ぞれのサイトへのリンクテキストのことです。
この文字サイズが、従来より一回り(16ピクセル→18ピクセル)大
きくなっています。
たった2ピクセルですが、視認性はかなりよくなっていますね。
【2】タイトルの文字列から下線が削除された
これまで、タイトルのテキストには下線(アンダーライン)が表示され
ていたのですが、これがなくなりました。
弊社でアドバイスするときも、「リンクテキストには下線を付ける」と
いうのがスタンダードです。
しかしグーグルは、今回の変更で下線をなくしました。
じつは、この変更はスマートフォンやタブレット用の検索結果画面では
実装済みで、PC用画面もそれに合わせたものなのです。
この背景には、どんな環境でも同じデザイン、同じ使い勝手にしたほう
が、ユーザーにとって親切なはず、というグーグルの思想があります。
【3】広告のリンクに「広告」と表示された
グーグルの検索結果画面には、純粋なキーワード検索の結果(ウェブ検
索)だけでなく、グーグル・アドワーズという広告も表示しています。
この広告はグーグルの重要な収入源ですから、どんどんクリックされて
スポンサーに貢献できたほうがよいわけです。
そのため、純粋なキーワードの検索結果よりも上の場所など、目立つ一
等地に表示されるのですが、検索者にとっては広告をクリックしたくな
いときもあります。
そこで、リンクに広告であることを明示して、両者のニーズを満たそう
としているのですね。
「広告」と書かれた黄色のアイコンがそれぞれのURL横に表示され、
これまでよりも広告であることがわかりやすくなりました。
表示されるタイトルの文字数が減ることも
文字が大きくなり下線がなくなったことで、見た目がかなりすっきりと
して、見やすくなったような気がします。
ただし、いいことばかりではありません。
従来、タイトルの文字数は32文字程度まで表示できました。
しかし文字サイズが大きくなったことで、それが3文字~4文字少なく
なったのです。
そのため、今まで文字数が32文字でギリギリ表示されていたような場
合などは、最後の数文字が表示されなくなってしまいます。
タイトルは、検索結果でクリックされるための大切な情報なので、最後
の数文字が切れてしまうと、反応の低下にもつながりかねません。
長いタイトルを入れている場合は、一度確認してみてください。
創業以来慣れ親しんだ長年のデザインを変更するには、グーグル内部で
も相当に慎重な判断があったものと思います。
でも、使い勝手がよくなるなら我々にとっても悪いことではありません
から、ぜひこうした変化に対応していってくださいね。\(^^)√