お客さまからのご相談
グーグルのブログを読んでいて、わからないことがあったので質問
させていただきました。
4月30日の記事に、「リダイレクト」という言葉が何度も出てく
るのですが、よくわかりません。
何かすぐ対応する必要があるのではないかと心配です。
お手数ですが、おしえていただければ幸いです。
(広島県 歯科医院 Yさま)
Yさまのご質問は、弊社のサポートセンターへいただいたものです。
SEOでは重要な言葉になりますので、今一度かんたんに解説してみよ
うと思います。
ところでYさんがおっしゃっている「グーグルのブログ」は、次のUR
Lのものです。
▼Googleウェブマスター向け公式ブログ
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/
グーグルがホームページの運営者向けに提供しているブログで、SEO
に関するグーグルの最新情報などが掲載されます。
ちょっと専門的な内容も多くて難しいかもしれませんが、グーグルがど
んなことを考えているのか、その雰囲気は伝わってくると思いますので、
チェックしてみてください。
なお、今回Yさんがお読みになったのは、2014年4月30日付けの
記事です。
「ホームページ移転のお知らせ」に利用
さてグーグルは「リダイレクト」について次のように説明しています。
リダイレクトは、あるページから別のページに訪問者を誘導する方
法のひとつとしてウェブで広く利用されています。
しかし、検索エンジンを操作したりだましたりするためのリダイレ
クトや、検索エンジンと人間のユーザーにそれぞれ異なるコンテン
ツを表示するためにリダイレクトが利用される場合もあります。
Google のウェブマスター向けガイドラインの品質に関するガイド
ラインでは、このようなタイプのリダイレクトを厳しく禁じていま
す。
ちょっと難しいですが、つまり「リダイレクト」は、
あるページにアクセスしたとき、そのページではなく別のページに
自動的に移動させる
という手法。
たとえばホームページアドレスが変更された場合などに、
「このページは引越しました。5秒後に新しいページに移動します」
などと表示され、自動的に新しいホームページに移動することがあると
思いますが、これがリダイレクトです。
もちろんこの利用方法は、引越し先に郵便物を転送してもらうようなも
のですから、正式な手続きを踏んでいれば、とくに問題ありません。
しかし、中にはこの「自動的に転送される」という点を悪用して、アク
セス者が意図していないページに誘導しようとするケースがあるのです。
こうしたリダイレクトのことを、グーグルは「不正なリダイレクト」と
呼んでいます。
不正なリダイレクトは絶対NG
不正なリダイレクトについてグーグルは次のように書いています。
しかし、検索エンジンを操作したりだましたりするためのリダイレ
クトや、検索エンジンと人間のユーザーにそれぞれ異なるコンテン
ツを表示するためにリダイレクトが利用される場合もあります。
つまり、悪意をもってなされるものが「不正なリダイレクト」で、具体
的には次のようなものです。
・検索エンジンがアクセスしたときにはあるページが表示されるが、
人間がアクセスするとまったく違うページにリダイレクトされる。
・PCからのアクセス者には通常のページが表示されるが、スマホ
などからアクセスするとまったく別のスパムドメインにリダイレ
クトされる。
アクセス者がどこから来たか、どんな端末を利用しているかを識別して、
それぞれに異なったページを見せるこうした行為は、「偽装行為」であ
るとして厳しくチェックされます。
当然ペナルティの対象となり、最悪の場合はインデックス削除という、
グーグルの検索結果に掲載されなくする措置が取られます。
いかがでしたでしょうか。
このメールレターの読者の皆さんは、不正なリダイレクトに手を染めた
りしないと思いますが、うっかりそうなってしまっているケースもあり
ます。
また、最近ではあまりないと思いますが、低品質なSEO業者に依頼し
た場合などもこうした手法を使われてしまうことがありますので、注意
してくださいね。