前回はSEOに関して「Googleで上位表示されるために大切なのは良質なコンテンツ作りである」というお話をしました。
今回は、「良質なコンテンツとは何か」について、もう少し掘り下げてみたいと思います。
コンテンツを取り巻く状況
現在、インターネット上にはたくさんの情報があふれています。検索すれば必要な情報が簡単にすばやく得られ、とても便利になりました。
特にここ数年でネット上の情報を集めてまとめた「まとめサイト」や「キュレーションサイト」が増え、より多くの情報を簡単に得られるようになりました。
「Naverまとめ」などをはじめとするキュレーションサイトにはいろいろなところに散らばった情報がジャンルごとに集められ、上手に編集されていて、それはそれでとても便利です。
しかし、似たような情報がネット上にあふれることにもつながっています。みなさんもインターネットで何かについて調べていて「これは他でも見たな」という体験をしたことがあるのではないでしょうか?
求められているのはオリジナル
そういった状況のなかで信頼度が高く、また人の心に響くのは、オリジナル性の高いコンテンツ。なかでも「実際にその人が見たり体験したりした情報」が掲載されたコンテンツです。
「あの商品はとてもいいらしいよ」と聞くよりも、「あの商品を実際に使ってみたけどすごくよかったよ」と聞くほうが説得力があります。
それは企業のホームページでも同様です。その企業だから提供できる「その企業ならではのコンテンツ」が求められているのです。
このような状況を踏まえ、Googleも「コピーされた情報ではないか」というところを超えて、コンテンツの内容自体が「オリジナルの情報なのかそうではないか」を見分ける技術を磨いています。
今後はますます「ならではコンテンツ」が重視され、オリジナルではないコンテンツは評価されなくなっていくはずです。
「ならではコンテンツ」は現場から
直接見たこと、体験したことを記事にすることによってできあがる「ならではコンテンツ」は、お客さんと接する部署が情報源のひとつとなります。
営業担当者が把握している事例や、お客さまにいただく商品の感想、体験談などは、貴重な「ならではコンテンツ」です。
また、商品やサービスを開発する部署も情報源のひとつ。開発時の秘話や裏話などは、その企業にしか出せないコンテンツです。
現場から集めたコンテンツを、継続的に掲載できているホームページは強くなります。ただやみくもに情報を増やせばいいわけではなく、「情報の質」が重視されているのです。
新しいコンテンツを企画するときには「これは自社ならではのコンテンツなのか」と考えてみてくださいね。