前回は「HPのリライト入門」と題して、なぜホームページ記事にリライトが必要なのか、またどのような記事をリライトすべきかについて解説しました。
今回は後編として実際にリライトを行う際のポイントを解説していきます。ホームページ運営に行き詰まっている方は、ぜひ参考にしてリライトに取り組んでください。
効果的にリライトするための6つのポイント
前回の経営塾では、既存記事のリライトが集客にもたいへん有効であることを解説しました。では、どのようなことに注意してリライトすればよいか、具体的にポイントを解説していきます。
1)リライトは削除も含む
リライトというと書き直す印象が強いと思いますが、大事なのは既存記事を改善すること。そこには記事の削除も含まれます。
コンテンツの重複があると、被リンク評価が分散される恐れがあります。
そのためどちらも上位表示されないという結果を招きやすくなります。
また自社コンテンツであっても「コピーされたコンテンツ」と判断されるものは、ペナルティの対象にもなりかねません。ですから、重複している内容がないか、いま一度確認するようにしましょう。
2)すでに検索上位に表示されるページは大幅にリライトNG
少しでも上位に表示させたいものですが、検索順位が5位以内に表示されているページのリライトは、順位を下げてしまうリスクが高くなります。
既に高い評価を得ているページは、後回しにして、8~12位に表示されているページを4位以内に表示させることを目標にリライトした方が効率的です。
3)難解な専門用語はNG! わかりやすさを意識してリライトする
いくら丁寧に記事を書いても、専門用語を羅列した記事では離脱を招きやすくなります。わかりやすい言葉で書くと、最後まで読んでもらいやすくなります。滞在時間が長くなることで、結果的に検索順位の向上に繋がります。
どうしても専門用語を使用する必要がある場合は、用語の解説を入れたり、画像で解説してわかりやすさを向上させましょう。
4)他サイトにはない差別化ポイントを盛り込む
リライトする際は、競合する上位サイトを必ずチェックして、自社よりも高い評価を受けている理由を見つけましょう。
3〜5記事は読み込むと必ずヒントは見つけられるはず。タイトルやリード文、見出しを自社サイトと見比べるとヒントをみつけやすいと思いますよ。
丁寧にわかりやすく解説していても、他の上位サイトにも同様な記事があれば、更に上位に表示させることは難しいもの。
上位に表示された競合サイトを見て、そこに無い最新情報を追加したり、解説されていない情報をわかりやすく説明することで他社サイトとの差別化をはかることができます。
他にない独自性のあるコンテンツは、Googleに評価されるための大切なポイントになります。
5)自社ターゲットが求めている記事なのかチェック
上位表示されることを意識しすぎて、ユーザーのニーズに応えられていない内容になっていないかチェックしてください。
確かに上位表示されることは重要ですが、あなたのお客さんが求めていない記事では、お問合せや来店にはつながりません。
ユーザーがどんな情報を求めているのかを徹底的に考えてから記事を執筆しなければ自己満足で終わってしまいます。
6)無理やりキーワードを詰め込まない
リライトを行う際は、対策するメインキーワードだけでなく、サジェストキーワードや関連キーワードも考慮してリライトしていきましょう。
しかし、無理やり全ての見出しにキーワードを入れたりすると、ユーザーにとって読みにくい文章になってしまいます。ユーザーの読みやすさを失っては意味がありません。
まとめ
2週にわたって、既存記事のリライトについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。今回は実際にリライトをするにあたって、どんなことに注意すればよいか、ポイントを6つに絞ってお話しました。
新規記事の作成だけでなく、適宜記事をリライトすることでアクセスを伸ばし続けることができます。
アクセスが伸び悩んでいる方は、早速リライトしてみてくださいね。