今回は、ホームページでの集客に大きく関わる「フロントエンド商品設定のポイント」についてお話します。
フロントエンド商品とは?
「フロントエンド商品」は「集客商品」、対する「バックエンド商品」は「本命商品」とも言われます。
販売したい商品が高額の場合、いきなり本命の高額商品を売るのではなく、低額の「フロントエンド商品」を購入してもらい、その後、本命の商品を紹介していくというマーケティング手法です。
ホームページで集客する場合も、この「フロントエンド商品」の設定は非常に重要です。
ネット上で見ず知らずの会社から、いきなり高額商品を購入することはなかなかありませんが、低額の商品ならば購入してもらいやすくなります。
そこからお客さんとのつながりを作ることができるのです。
フロントエンド商品を設定するポイント
フロントエンド商品を設定する場合、いくつかのポイントがあります。
(1)お客さんにとって、損がない
フロントエンド商品は、お客さんを集めることを目的としています。
広告費を払うように、フロントエンド商品単体では、利益が出なくてもよしとする潔さが必要です。
お客さんが「この値段なら買ってみよう」と思えるような価格を設定しましょう。
例えば、語学スクールの「無料体験レッスン」などもフロントエンド商品に分類されます。
「無料体験レッスン」はまったくの赤字ですが、その後、語学スクールに入学してもらえば、フロントエンド商品の赤字を回収できるように、料金が設計されています。
(2)お客さんにとって、わかりやすく魅力的
フロントエンド商品は、安いと同時に「わかりやすい商品」でないと、気軽に購入してもらえません。
特に、本命の商品がちょっと一般的でないような説明が難しい商品の場合は、わかりやすいフロントエンド商品を設定してお客さんを集めましょう。
たとえば「コンサルティング」は目に見えない・形が無い商品であり、どんなことをしてもらえるのか・効果はどうなのかなど、非常に「わかりにくい商品」のひとつです。
そこでフロントエンド商品として、「書籍」や「DVD」にノウハウをまとめて販売します。
「無料セミナー」などを開催する場合もあるでしょう。
持っているノウハウの一部を、低価格で、目に見えてわかりやすい「フロントエンド商品」として提供することで、本命商品につながるお客さんを集めるのです。
(3)バックエンド商品の魅力を理解してもらえるような商品設定に
フロントエンド商品の提供を通じて、バックエンド商品の魅力や企業への信頼感を高められるような商品設定をしましょう。
フランス料理や居酒屋など客単価の高い飲食店では、
- ランチ:フロントエンド商品
- ディナー:バックエンド商品
と位置づけて、低価格のランチメニューを提供しています。
ランチで味やお店の雰囲気を理解し、気に入ったお客さんは、お祝い事・宴会など何かのときに客単価の高いディナーを使うことになるでしょう。
バックエンド商品の魅力を理解してもらえたり、販売する会社への信頼感を高めてもらえるようなフロントエンド商品を考えてみましょう。
継続的なフロントエンド商品
さらに「フロントエンド商品」の応用編として、
継続的にお客さんとつながりを持てるフロントエンド商品
を持てると理想的です。
例えば健康食品の場合、低い価格設定で定期購入をしてもらい、毎月商品を送る関係をお客さんとの間で築きます。
すると、毎月1回、お客さんに売り込むチャンスができるのです。
エステなどでも、驚くような低価格で繰り返し来店してもらうコースをフロントエンド商品として設定し、来店時にバックエンド商品を紹介するという手法がとられています。
以上、「フロントエンド商品」についてご理解いただけたでしょうか?
- 機能限定
- 少量パッケージ
- 期間限定
- 無料お試し
など、世の中にはさまざまなフロントエンド商品があふれています。
御社ではどのようなフロントエンド商品が設定できるか、考えてみてはいかがでしょうか?
今回は個人向け商品やサービスの例を中心に紹介しました。
「企業向け」にフロントエンド商品を設定したい、という方はぜひ、下記ページもご覧になってみてくださいね!
▼「スマホ対応のホームページ制作」をフロントエンドに、
新規顧客を開拓しませんか?
http://www.akibare-partner.jp/website