企業が自社のホームページを制作するうえで、もっとも重視すべきポイントのひとつに「ファーストビュー」があります。
サイトに訪問した瞬間、もっと見たいと思わせることができなければ、離脱されてしまい、結果的に問合せや購入にも結びつきません。
そこで今回は、企業サイトにおけるファーストビューの重要性とそのデザインのコツについて解説していきます。
ファーストビューの重要性
ファーストビューとは、ホームページを訪問した時に画面をスクロールせずに見られる範囲を指します。自社サイトに訪れたユーザーが滞在するか離脱するかどうかを判断する重要な分岐点です。
その判断時間はわずか3~4秒程度。どれほど魅力的な商品(サービス)を提供していても、ファーストビューで興味を引くことができなければその魅力を伝えることはできません。
ファーストビューを構成する要素
ユーザーが自分に必要なサイトかどうかを判断するポイントは、
- どんなビジネスをやっている会社なのか
- どんな商品(サービス)を提供しているのか
- それを利用することでどんな悩みを解決できるのか
という3点です。
それらを踏まえてファーストビューをデザインするには、下記の3つの要素を効果的に配置することが大切です。
1)ユーザー目線の魅力的なキャッチコピー
キャッチコピーでは読者にターゲットが自分であると認識させるようにしましょう。検索キーワードを入れ、検索したユーザーにどのようなメリットがあるのかを具体的に入れると、このサイトを読むと、自分の悩みや課題が解決するかもしれないと思わせることができます。
【あきばれホームページ】のサイトでは、「初心者むけサポート充実 自分で更新できる、集客に役立つ低価格なホームページ作成サービス」というコピーにして、初めての方でも安心して作成できるホームページ作成サービスということをアピールしています。
2)提供する商品の具体的な実績や権威付け
商品(サービス)の効果やお客様満足度、導入企業数などの数字や、メディア掲載などの実績も選ばれるために必要な要素です。
【あきばれホームページ】のサイトでは、制作実績11,124社という具体的な数値を掲載しています。
3)アイキャッチとして興味を引く画像
文字だけで自社の商品(サービス)の魅力を伝えようとしても、一瞬では判断できません。一目でわかる画像によって訴求すれば、ユーザーの目に止まりやすくなります。
【あきばれホームページ】のサイトでは、イメージカラーの赤を背景として、キャッチコピーと共に私と主席コンサルタントの長谷川の写真を掲載しています。
人間の視線の動きに沿ったデザイン
ホームページのコンバージョンを上げるためには、人間の視線の動きに沿ったファーストビューを用意することも効果的です。
ファーストビューをデザインする際に役に立つのが「グーテンバーグの法則」です。グーテンバーグの法則によれば、人間はホームページを開いた時に、左上→右上→左下→右下とZのような形で視線が動くと言われています。
ですから、左上に魅力的なキャッチコピーや商品画像を配置し、最終的に視線が落ち着く右下のエリアに「詳細ページ」や「資料を請求」、「問い合わせ」といった「CTAボタン」を配置すると、ユーザーを迷わせることなく誘導することができます。
このようにユーザーに行動喚起させるには、ファーストビュー内に必要な要素をしっかりと配置しておくことが大切です。
【あきばれホームページ】のサイトを例にとると、ファーストビュー内のキャッチコピーの直下に「料金・サービスの詳細はこちら>」というリンクが貼られているのがおわかりになると思います。
ファーストビューを見て、興味あるなと感じた方が迷わず、直ぐにサービスの詳細を知ることが出来るデザインになっています。
まとめ
どんなに商品(サービス)が魅力的でも、ファーストビューでユーザーの関心を引き付けられなければお客さんを逃してしまいます。
ファーストビューには、今回ご紹介した3つの要素をしっかりと入れてユーザーにとって役に立つサイトであることを伝えるようにしましょう。
それらはお客さんを引き付けるだけでなく、コンバージョンを生み出すためにも効果的です。