本日は、グーグルがソーシャルメディアをどう評価しているかについて
お話ししたいと思います。
ソーシャルメディアとは
「ソーシャルメディア」と日本で言った場合、下記のサービスを指して
いることが多いです。
・ゲーム系 グリー、モバゲー
・交流系 ミクシー、フェイスブック、グーグルプラス
・情報発信系 ツイッター
このうちグーグルが重要視しているのが、ツイッター、フェイスブック、
そしてグーグルプラス。
この3つは米国発のサービスですから、グーグルもかなり真剣に対応し
ています。
一方、ミクシー、グリー、モバゲーの3サービスは、日本では超メジャー
ですが、米国ではほとんど利用されていませんので、グーグルもあまり
積極的に対応していない模様。
という訳で、グーグル対策としてソーシャルメディアを考えるという前
提で、米国産サービスを中心に議論していきましょう。
利用者数
さて、主要サービスの国内利用者数ですが、ニールセン社の調査による
と7月末現在ではこんな状況とのことです。
ツイッター 1,490万人
ミクシー 1,403万人
フェイスブック 950万人
グーグルプラス 91万人
フェイスブックの利用者が意外に多くて、びっくりされたのではないで
しょうか。
グーグルプラスは利用者がまだ少ないので、上記4サービスの内、ツイッ
ターとフェイスブックについて考えてみます。
リンクは評価されない
SEO的にフェイスブックやツイッターを考えた場合、これらサービスか
らのリンクがどう評価されるか気になるところです。
結論から言うと、フェイスブックやツイッターからのリンクには
・「nofollow」という設定
が行われているため、
・SEOリンクとしては評価されない
と考えられます。
この「nofollow」という設定がされているリンクについては、グーグル
が評価しないと明言しているので、フェイスブックやツイッターからたく
さんリンクが貼られても、被リンク数としてはあまり効果がありません。
ですから、ツイッターでたくさん自分のサイトへのリンクをつぶやいた
としても、上位表示にはつながらないでしょう。
ソーシャル・シグナル
ところが近年、
「ソーシャル・シグナル」
という考え方が出てきました。
フェイスブックやツイッターで話題になったサイトを、従来の「被リン
ク」という概念ではない形でグーグルが評価しているのではないか、と
いう考え方です。
グーグル自身が公式にこうした考えを表明しているのではないのですが、
たとえば、
・フェイスブックの「いいね!」がたくさんクリックされたページ
・ツイッターで数多くつぶやかれたり、リツリート(RT)されたページ
のことを、
・ソーシャル的に人気がある
としてグーグルが評価しているのではないか、という考え方です。
どんな「つぶやき」が「ソーシャル・シグナル」として評価されるのか、
SEOの専門家の中でもいろいろと議論されていますが、詳細はわかりま
せん。
フェイスブックの「いいね!」は効果がある?
ただ、弊社のコンサルタントがこんな実験を行いました。
・同じような内容が書かれたページを、別々のサイトに用意
・SEO的にサイトの実力は同じくらい
・ページAは「被リンクが302」「”いいね!”が2」
・ページBは「被リンクが100」「”いいね!”が103」
この状態で1週間ほど様子を見たところ、
・「いいね!」の多いページBの方が上位表示された
という結果になったのです。
厳密に評価するためには、被リンクサイトのリンク状況等も詳しく見な
ければいけないので、必ずしも確証が得られたわけではないのですが、
おそらくは
・フェイスブックの「いいね!」ボタンをたくさんクリックされた
ページは、上位表示されやすい
という傾向はあると思います。
フェイスブックの実験にご協力を
ただ上記の実験はかなりマイナーなキーワードで、かつそれほど競争の
厳しくない状況でしたので、フェイスブックの効果がどれほどのものか、
よくわからない点も多々あります。
「ソーシャル・シグナル」というものが、SEOにどれ位の効果があるの
か、そしてどうすれば自社のSEO対策として活用できるのか、まだまだ
検討すべき項目はたくさんあります。
そこで今回、
弊社サイト
で実験してみることにしました。
前書きにも書きましたが、このサイトの右側(4,136社の下)に設置し
た「いいね!」ボタンをクリックしていただくことで、どの程度弊社サ
イトのSEOに影響があるか調査してみようと思います。
SEOの表示順位があがるのか、逆にスパム判定されてしまいSEOの順位が
下がってしまうのか、実験してみたいと思うのです。
もしフェイスブックのアカウントをお持ちで、この実験に協力してもい
いよ、という方がいらっしゃいましたら、ぜひ下記サイトで「いいね!」
ボタンをクリックください。
【ブログdeホームページ】
よろしくお願いいたします。