Googleの誘導ページ違反、あなたのサイトは大丈夫?
2015年3月16日にGoogle公式サイトで、誘導ページ(ドアウェイページ)に関するガイドラインを更新し、対処のためにアルゴリズムを近くアップデートするとの告知がありました。
今回はこの、「誘導ページ」に関するお話をしたいと思います。
誘導ページとは?
誘導ページは、
- 特定のページにユーザーを誘導することだけを目的とし、検索エンジンの上位表示を狙って作られたページ
- 特定のページに誘導するため大量に作成された、内容の薄いページや地名だけを変更したページ
などを指し、ドアウェイページともよばれます。
SEOを熱心にされている方が、犯しがちな過ちの一つですが、誘導ページが「違反」とされたのは最近のことではありません。
Googleの公式情報を見ると、2012年1月にはすでに、「誘導ページは違反ですよ」と発表されています。
今回は、この誘導ページに関するガイドラインが新たに発表され、基準が再度定義された、という状況なのです。
これって誘導ページなの?
「自分の作っているサテライトサイトや複数HPは誘導ページにあたるのではないか?」と心配になった方もおられるでしょう。
下記ページの後半では、誘導ページの判断基準が箇条書きで公開されています。
▼誘導ページについて、品質に関するガイドラインを更新しました
http://googlewebmastercentral-ja.blogspot.jp/2015/03/an-update-on-doorway-pages.html
うーん、難しくていまいち該当するかわからない・・・
そんな場合は、そのページを作った意図が何であったかを思い返してみましょう。
そのページやサイトは、検索エンジンのためだけに作ったものではないですか?
SEOや訪問数を増やすことだけを目的として、ページを制作していませんか?
誘導ページの判断基準に関して、Googleは、
『検索エンジンがなくても、そのページを作りましたか』
『そのページはユーザーに有益な情報を提供していますか』
『本当にユーザーのために作られたページと、検索エンジンからの誘導のみを目的としたページはちゃんと見分けていますよ』
と言っています。
例えば、地域別に複数のサイトやブログを持っていたとしても、そのひとつひとつがオリジナルで、内容が濃く有益であれば、何の問題もありません。
あくまでも、検索ユーザーのために、有益な検索結果と有益なコンテンツを提供することがGoogleの方針。
その方針に沿ったサイト運営をしているかどうか、自分自身に問いかけてみる姿勢が必要です。訪問者に有益な情報を広く提供しようと、「普通に」やっていれば何の問題もないので、心当たりのない方は、むやみに心配する必要はないでしょう。
誘導ページアップデートの対処方法
「このページは誘導ページかも」という場合、本当にそうであればそのうち、そのページは検索エンジンでの評価が下がり、検索結果に表示されなくなる・著しく順位が下がるなどの状況が予測されます。
対処方法としては、「オリジナルで有益な内容を提供する充実したページ」「ユーザーに対して誠実なページ」に作り替えるほかありません。
ページの内容・リンクの張り方・キーワードの選び方・・・これらに関してあなたのサイトは、訪問者にとって有益でわかりやすくなっているでしょうか?
訪問者の視点に立った、正攻法なサイトが評価される時代になっていることを、あらためて認識しておきましょう。
まとめ
- 誘導ページとは、特定のページへの誘導のみを目的として作られたページを指します
- 誘導ページはGoogleのガイドライン違反、ペナルティの対象となります
- 誘導ページかもしれない、というページがある場合は、ページ内にオリジナルコンテンツを追加するなどの対策を行いましょう
なお、Googleからは、スマホ対応に関する大きなアップデートを4月21日に行うという発表もされています。
こちらも要チェックですので、またあらためて取り上げますね!