今回からは2週にわたって「ホームページ作成でやってはいけないこと」についてお話します。
集客増や売上増を目的にホームページを作成しても、そのデザインや内容、運営方法を誤ってしまうと企業のイメージダウンに直結します。これでは逆効果となってしまいます。
せっかく工夫を凝らしてホームページを作ったのに、思いがけない不評や批判を受けてしまってはもったいないですよね。
そんなことにならないように、ホームページを作成するうえで「やってはいけない10のこと」を解説していきます。
・コンテンツに関するNG
- 1. 著作権を守られていない写真や文章を使用している
- 2. 欧米の人物や風景写真ばかり使用している
- 3. 使用する画像の容量が大きすぎる
・運営に関するNG
- 4.更新しないまま放置している
- 5.リスクを考えず無料サービスを利用する
コンテンツに関するNG
1.著作権を守られていない写真や文章を使用している
権利者に無断で写真やイラストを使用することは、絶対にNGです。いかに素晴らしい写真であっても、著作権の侵害が発覚すればイメージダウンは必至です。
これくらいならバレないだろうという軽い気持ちで使用しないようにしましょう。
またフリー素材として公開されているものであっても商用利用はNGという場合もあります。ルールをよく確認のうえ利用しましょう。
同様に他のサイトや著作物の文章を転載することもNGです。役に立つ文章を共有したいという純粋な思いだったとしても、そのままコピペして公開してはいけません。
掲載する必要がある場合は、引用であることを明確にし、出典元を明記の上、他の部分とはっきりと区別して表記する必要があります。
もちろん写真や文章にかぎらず、音楽の無断使用も厳禁ですよ。
2.欧米の人物や風景写真ばかり使用している
写真素材には、外国人や外国の風景が撮影されたものが数多くあります。
事業内容によってはイメージアップにつながる場合もありますが、企業の事業にそぐわないと嘘っぽい印象を与えてしまいます。
写真素材は安易に選ばず、自社のサービスや商品に本当にマッチしているかをよく考えて使用しましょう。
3.使用する画像の容量が大きすぎる
データサイズが大きな画像を多用していると表示速度が遅くなり、Googleのサイト評価を下げる可能性があります。
ホームページで使用する画像は、1枚あたり100KBに収まるようサイズを圧縮して使用するようにしましょう。
運営に関するNG
4.更新しないまま放置している
企業のホームページが更新されず、放置されている状態は非常にマイナスです。その企業の事業が停止しているのでないかと誤解を生んだり、問い合わせが減る可能性もあります。
またSEOの観点では、更新頻度が低いことによって表示順位が下がることが考えられます。少なくとも1ヶ月に1回は更新するようにしましょう。
5.リスクを考えず無料サービスを利用する
商用のホームページを無料のホームページ作成サービスやSSLサービスを利用して運営するのはなるべく避けた方がよいでしょう。
多くの場合、自社とは関係のない他社の広告が掲載されますので、企業のイメージに影響を与えかねません。
またページ数に上限がある、独自ドメインが使用できない、など何らかの機能制限があり、思い通りに更新できるわけではありません。
運営会社がサービスの提供を終了すると、突然ホームページが開けなくなる可能性もあり、そうなるとビジネスにも大きな影響を与えてしまいます。
気軽に始められる魅力はありますが、商用利用する場合はそうしたリスクを踏まえて利用する必要があります。
以上、ホームページ作成でやってはいけないことを、コンテンツ・運営の2つの視点から紹介しました。
次回は、デザインの視点からやってはいけないことをご紹介します。お楽しみに。