2018年現在、「ビジネスにホームページは必須」という考え方はすっかり浸透し、ほとんどの企業がホームページを運営しています。
しかし中小規模の企業では、「ホームページを活用して売上が上がっています!」という企業と「あるだけで全然上手くいってません!」という企業とで、明暗が大きく分かれているのが現状です。
そこで今回から3回に渡り、中小企業のホームページが上手くいかない状況を挙げ、どのような対策をしていけば、ホームページをビジネスに役立てられるようになるのかを考えていきましょう。
「ホームページが上手くいっていない」とは
始めに、「ホームページが上手くいっていない」というのは、どのような状況なのかをあらためて整理しましょう。
運営はしているけど問い合わせや成約につながっていない
ホームページがあり、担当者が社内にいるものの、あまり詳しくないのでなかなか成果につながらない、というケースです。
担当者が他の業務と兼務でホームページ運営の時間があまり取れないなどの状況もあります。
完成はしたものの運営せずに放置されている
ホームページは作ったものの、誰が管理運営するのか決められておらず、更新や改善されずにそのままになっているケースです。
ただホームページがあるだけでは、成果にはつながりません。
古い情報が掲載されイメージダウンや誤解につながっている
ホームページがだいぶ前に作られたまま、更新がストップしていて、古い情報で見た人に誤解を与えたり、信頼を損なったりしています。
成果につながらないだけでなく、イメージダウンにつながってしまう一番残念なケースです。
さて、このような「上手くいかない」状況の原因は、なぜ中小企業で発生しがちなのでしょうか?そして何らかの対策はあるのでしょうか?
上手くいかない原因と対策は、大きくわけて、次の4つがあります。
1.人材不足
2.予算が確保できない
3.効果の予測や実感ができない
4.経営層の不勉強
今回は、4つある原因のうち、1つだけご紹介しましょう。
原因1:人材不足
上手くいっていない企業のほとんどが挙げる原因は「人材不足」です。
ITやWEBに詳しい人材がいない、専任のWEB担当者を置けない、兼務で担当者を置いてもホームページに時間を避けないといった具合です。
そもそも人が採れない、専任者を採用しても見合う効果が出せるかわからないなど、いろいろな理由があります。
確かに中小企業が専任のWEB担当者を採用するにはリスクがあります。そのため、ホームページを管理運営してくれる担当者を外部委託するなど、外注を上手く使うことがポイントです。
社内に詳しい人がいないため、そもそも何から取り組んだらいいかわからないというケースもあります。
そういった場合は、WEBコンサルタントやWEB制作会社など、適切なアドバイスをくれるアドバイザーに頼るのもひとつの方法です。
ただし、アドバイザーや外部の担当者にまかせっきりはNG。企業が主体的に学び、活動しながら、ホームページを活用していこうという意識を持っていないと上手くいかず、コストだけがかかってしまうので注意が必要です。
次回も引き続き、「中小企業のホームページが上手くいかない原因と対策」をご紹介していきます。
お楽しみに。