今回は「直帰率を下げるために知っておきたい基礎知識」について解説します。
直帰率とは、ホームページを訪れたユーザーが「1ページのみ見て、ホームページから離れてしまった」割合を指します。
Googleアナリティクスなどの解析ツールを使うと、ホームページ全体の直帰率やページごとの直帰率を確認できます。
直帰率が高い=悪いページ?
さてこの直帰率ですが、数値が高いページは「悪いページ」というイメージがあります。果たして実際のところ、どうなのでしょうか。
ユーザーが直帰してしまう理由は、主に以下のようなケースが考えられます。
- 思っていた内容と違った
- 読みにくい
- 開くのが遅い
- 他ページへの誘導がない
- 最初のページで満足した
1〜4は、改善して直帰率を下げることが必要です。
しかし5の「最初のページで満足した」というケースは、ホームページの内容によっては、直帰率が高くても一概に「悪いページ」とは言えません。
例えば、お店への地図などを掲載している「アクセス」のページは、”場所を確認できればOK”というユーザーが多く訪れるため、直帰率が高い傾向があります。
直帰率の目安
直帰率がどれぐらいだと高いといえるのか、これは、ホームページの種類や業種、ページのタイプなどによって異なるため、○%と決めることはできません。
ただ、ホームページ全体の直帰率が70%を超えているようだと、何らかの改善は必要といえます。
また、ホームページの入口となるトップページでは、直帰率40%以下を目指したいところです。
そのほかのページでは、現時点の直帰率がどれぐらいかを解析ツールを使ってチェックしたうえで、改善の必要性やどれぐらいを目標にするかを決めていきます。
Googleアナリティクスを使った、直帰率の確認方法
まずは、ホームページ全体の直帰率を把握しておきましょう。Googleアナリティクスを設定している場合は、アナリティクスで直帰率を確認できます。
【あきばれホームページ】をご利用の会員さまは、アクセス解析内のアクション(上級者向け)でもご確認いただけますので、ぜひお試しください。
ページごとに直帰率を確認して、直帰率の高い順に並べてみましょう。そうすると、どのページが直帰率を押し上げているのかが見えてきます。
改善するときは、必ずしも直帰率が高い順に改善すればいいわけではありません。
「直帰率を改善して他のページへ遷移させると、成果に結びつきやすくなる」ページを優先して改善していきましょう。
次回、「直帰率を下げよう!(2)」として、改善するために着目したいポイントをご紹介します。お楽しみに。