今週もまたお客さまを増やせるデザインについて、お話しします。企業サイトのデザインにおいて、大事なものは何でしょうか?そのポイントは2つあります。
企業サイトのデザインに大事なもの
一般的には「ホームページの見た目」全般のことをさして「デザイン」と呼んでいます。
「見た目」の第一印象はとても大事です。
どんなに内容が良くても、素人っぽいデザインでは訪問者を不安にさせますし、感覚的に「ここは違う」と判断され、読み進めてもらえないこともあります。
そのため、デザインを良いものにするのはとても大切なことです。
ところが、お金をかけてオシャレなホームページやかっこいいホームページを作ればいいわけでもありません。
企業のホームページにはそれぞれ「目的」があります。お問合せにつなげる・来店を促すなどの反応を得られなければ目的を果たせません。
ホームページのデザインは、目的を達成するための大事な要素のひとつ。
どんなにおしゃれでも、まったく反応が得られないデザインは「良いデザイン」とは言えないのです。
それでは、反応を得られるホームページデザインとはどんなものでしょうか?
ポイントは二つ。
「わかりやすさ」
「らしさ」
です。
「わかりやすさ」
ポイントの一つ目は「わかりやすさ」です。
訪問者は何かの情報を求めて、ホームページにたどりつきます。
そのため「このホームページには自分の探している情報はなさそうだ」と判断したら、すぐに他のサイトへ行ってしまいます。
あなたの探している情報はここにありますよ!と「わかりやすい」デザインを作ることが大切です。
情報が整理されている
適切に訪問者を誘導できる
操作しやすい
など、訪問者にとってわかりやすいデザインを目指しましょう。
わかりやすいデザインは、ある程度「型」が決まっています。
「他社に差をつけるデザインにしたい」「他にないデザインにしたい」
という希望を聞くことがありますが、型破りのデザインにすると、「わかりにくいホームページ」になってしまうこともありえます。
「こうすればわかりやすくなる」というルールを踏襲しつつ、洗練されたデザインを目指すことが大切です。
「らしさ」
大事なポイントの二つ目は「らしさ」です。
その会社らしさ、商品らしさ、サービスらしさが訪問者の感覚と一致するデザインであることが重要です。
ホームページのデザインはたぶんに「好み」で判断されますが、「○○らしい」という感覚は共通していることが多いのです。
例えば法人向け製造業のホームページがピンク色の配色でかわいらしいアイコンだったら「らしくない」と感じる方がほとんどかと思います。
それがどんなにおしゃれで経営者の好みだったとしても、訪問者にとっては「らしくない」ため、違和感を持たれてしまうのです。
訪問者に「らしい」と感じてもらえる配色や素材を選びましょう。
この「らしさ」は、ひとつめの「わかりやすさ」にもつながります。
訪問者にとってイメージどおりの、「らしさ」のあるデザインは、「求めている情報があるホームページだ」と直感的に感じてもらえる、わかりやすいデザインと言えるのです。
企業側やデザイナーの固定概念のみで決めることなく、ターゲットの訪問者がどう感じるかを踏まえて、デザインを検討してくださいね。
次回も、お客さまを増やせるホームページのデザインについて取り上げたいと思います。テーマは「読ませるデザイン」です。お楽しみに!