御社のホームページに訪れるお客さまは、御社のライバルにあたるホームページにも訪れて見比べ、検討します。複数の候補の中からお客さまに選んでもらうためには、何が大切なのかを解説していきます。
お客さまはライバルと見比べている
ネットユーザーはインターネットを利用する際に、複数のホームページを比較しながら情報収集を行います。特に商品やサービスの購入を考えている場合は、申し込む前に複数のホームページにアクセスして、じっくり比較検討を行います。
ネット社会では実社会以上に比較される
実社会でも比較は行われますが、比較する手間が大変なので、それほど多くの企業の比較は行われません。ネットの場合、簡単に複数のホームページにアクセスできますから、実店舗よりも比較される可能性がはるかに高くなります。
御社のホームページを訪れる人も確実に御社のライバルのホームページも訪れています。
お客さまは、御社のホームページとライバルのホームページを見比べながら、どちらの会社が良いかを検討します。
他社に見劣りしたホームページは他社に流出する原因に
比較の結果、お客さまが御社よりライバルの方が良いと判断した場合、御社ではなく、ライバルに問合わせや資料請求を行います。御社のホームページがライバルに見劣りしていると、あなたの知らないところでお客さまはライバルに流れてしまうのです。
ですから、ライバルのホームページよりもお客さまにアピールできるホームページを作らなければいけません。単にお客さまに対してアピールするのではなく、「ライバル」以上にアピールしなければいけないのです。
問合せしてもらうための3つのポイント
それでは、あなたのホームページを見たお客さまに、ライバルではなく御社に問合せしてもらうには、どうすればいいでしょうか。いくつかポイントがありますが、次の3点に気をつけてホームページを作成しましょう。
- ライバルより信頼してもらう
- サービス・商品のメリットを伝える
- 専門家としての情報を提供する
ライバル以上に信頼されるためには
アクセスがあっても、ほとんど問合せがないホームページの場合、その原因としてまず考えられるのは以下の理由です。
「ホームページの信頼感がないため、お客さまが不安に思って、問合せる気にならない」
あなたのホームページを初めて訪れる人は、あなたの事を、そしてあなたの商品やサービスのことを、まったく知りません。お客さまはまったく知らない企業のホームページにアクセスするのですから、警戒心一杯であなたのホームページを見て回ります。
一方で、あなたは、アクセスしてくれた人に「資料請求」や「問合わせ」をしてもらいたいと考えています。でもお客さまが資料請求するには、あなたに住所や電話番号等の個人情報を教えなければなりません。最近では個人情報漏洩の事件が続発していますから、お客さまの警戒心はとても強くなっています。
「このホームページは、なんか胡散臭いな」とか、「このホームページを運営している企業は大丈夫かな」という気持ちを少しでも持たれたら、お客さまはなかなか問合せしてくれません。
問合せしてもらうためには重要な「信頼感」
お客さまのこうした警戒心を取り除くためには、まずお客さまに「信頼」してもらう必要があります。お客さまに問合せしてもらうための最も重要なポイントは「信頼感」なのです。
御社のホームページに反応してもらえるかどうかは、お客さまに「信頼」してもらえるかどうかにかかっています。ライバルよりも御社の方を信頼してもらえなければ、お客さまはライバルに流れていってしまうのです。
身元を明らかにすることが信頼獲得の第一歩
それではどうすれば、アクセスしたお客さまに信頼してもらえるのでしょうか。
ホームページを通じてお客さまの信頼を得るポイントはいくつかありますが、まずは自分の身元を明らかにしましょう。以下は代表的な3つのポイントです。
1)企業の基本情報
会社名、住所、電話番号、FAX番号、メールアドレス等、連絡先を明示しておきましょう。
電話番号は、必ず固定電話の番号を掲載してください。携帯電話の番号しか掲載しないと、お客さまの信頼を得るのは相当困難です。
2)社長やスタッフの顔写真を掲載する
また社長さんやスタッフの顔写真を掲載すると、お客さまが安心します。
「顔写真を載せるくらいだから、きっと信頼できるだろう」と感じてもらえるのです。
3)お客さまの声を掲載する
さらに御社の「お客さまの声」をホームページに掲載すると、新規客の信頼を得られやすくなります。なるべく多く「お客さまの声」を掲載しましょう。お客さまの声が多ければ多いほど、「この会社はたくさんのお客さまから信頼されているんだ」と感じてもらえます。
こうした情報をホームページに掲載して、ライバルよりも「信頼できる」と感じてもらいましょう。これが信頼獲得の第一歩です。