稼げる士業になる! 士業のネット集客術5選
稼ぐ士業になるには、まず先生の商品・サービスについて、多くの人に知ってもらわなくてはいけません。いくら良い商品・サービスを持っていても、先生のこととを知らなければ、先生に依頼しようがないからです。
つまり稼ぐ士業になる第一歩は、ご自身の商品・サービスをより多くの人に発信すること。
たくさんの方に知ってもらう施策を打つことが大切になってきます。
そのための手段として、最も適しているのがインターネットです。インターネットなら安価で簡単に、全世界へ情報を発信できます。(全世界にまで広げる必要はありませんが……)
ネット集客術を身につければ、稼ぐのもずいぶん楽になってくるはず。
そこでこの記事では、士業が稼ぐためのネット集客術を5つご紹介しましょう。
ホームページの開設
ネット集客の代表格といえば、ホームページです。士業の先生がネットから集客する際のカギを握っています。Facebookやブログ、Twitterなどの方が立ち上げるのはずっと簡単ですが、ホームページが最も受任につながりやすい媒体です。
ホームページは、ニーズや悩みのある人が検索したとき、検索結果に出てきます。すでに顕在化しているニーズや悩みに、その解決法を提案できるので、検索した人に「解決できるなら、頼んでみようかな」と思わせることができる媒体です。
また異業種交流会などで名刺を交換した後、先生のことを「もっと知りたい」と思った人がとる行動はやはり検索です。検索して先生の事務所のホームページを探します。こうした方々へ、先生がどんな人か、先生がいるのは事務所かをホームページは伝えることができます。
このようにホームページで伝えられる情報は様々にありますが、ホームページを持つ最大のメリットは「先生の露出を増やせる」ことです。露出が増えれば、多くの人に先生のこと、事務所のことを知っていただけます。
だからこそ、ネット集客においてホームページはなくてはならない存在です。必ず最低でも1つはホームページを持っておきましょう。
ただホームページは持っただけでは意味がありません。立ち上げただけでは、その存在を誰にも知ってもらえないからです。
新規開店したお店が、多くの人に知ってもらうため、開店当初大々的に宣伝をするのと同じで、ホームページを立ち上げたらアクセスを増やすための対策が必須です。
そのアクセスアップ法については、この後、詳しくご紹介していきます。
SEO対策
アクセスを増やすための対策として、最初にあげられるのが「SEO」(検索エンジン最適化)です。SEOは勉強さえすれば先生ご自身で行うこともできます。業者に対策を頼めば、有料の施策ですが、先生ご自身ですれば無料でできるアクセスアップ対策と言えます。
SEOとは、検索エンジンで検索したときに、ホームページを上位に表示させるための対策です。
ホームページを開設しても、目に留まることができなければ、お客様にホームページへ来てもらえません。しかしSEOの対策をしてホームページを上位表示させられれば、自然とお客様の目につくようになり、サイトを訪れてもらえます。
SEOを仕掛けるには、キーワードが非常に重要なポイントです。
どのキーワードで検索したときに、上位表示させるかを考え、キーワードを考えて決定します。
士業の場合、基本的には「複合キーワード」がおすすめです。たとえば、「弁護士」なら、「弁護士」だけではなく、「弁護士 離婚」にするなどキーワードを2つ以上含めます。
おすすめの複合ーキワードは、
- 「サービス名」×「相談」
- 「サービス名」×「士業名」
- 「事務所の商圏」×「サービス名」
の3つ。
一般の人は弁護士や行政書士がどんなことをしているか、正確には知りません。知らない人に向けては、3つめの「事務所の商圏」×「サービス名」が一番おすすめです。
詳しくは、以下の記事でもご紹介していますので、ぜひ参考ください。
また、その他のSEO対策のやり方については、以下の記事にてご紹介しています。
SEO対策をしてくれる業者はたくさんありますが、一体どんな施策をしてくれているのか、不透明になってしまうところが多いです。それなのに、毎月バカにならない額が請求されかねません。
先生ご自身でも、十分に行っていただける施策なので、まずは自力でされてみることをおすすめします。
リスティング広告
SEOが無料のアクセスアップ施策なら、リスティング広告は有料のアクセスアップ施策です。
リスティング広告を使えば、SEOと同様、検索結果の上位に表示させられます。
「同じ効果ならSEOだけで良いんじゃないの?」
と思うかもしれませんが、SEOの弱点として、SEOは効果が出るまでに(上位表示させるまでに)時間がかかることが挙げられます。大体の目安として、3ヶ月~半年は見ておいた方が良いでしょう。
対してリスティングは、さすが有料なので、広告をかければ即日上位に表示させられます。
SEOと同じで重要なのはキーワードです。どのキーワードで上位表示させるかを選定し、設定します。課金は、クリック課金が基本です。広告がクリックされる度、つまりサイトへお客様が一人来る度に課金される仕組みになっています。
広告と言っても、紙広告とは違い、かなり少額から始められます。一日予算数百円でもOKです。ただ放っておくと予想外にたくさんのお金がかかることもありますので、こまめにチェックするようにしましょう。
毎日チェックするだけでなく、できれば朝・昼・晩など、一日に数回チェックすることをおすすめします。
リスティング広告も代行してくれるところはたくさんあります。かけた広告金額のうち2割を手数料として代行会社に支払うのが相場です。代行会社を挟まず先生ご自身ですれば、手数料はもちろん無料。少額予算から始められるものなので、最初から代行会社に頼むのではなく、まずは自分でコントロールできないか試してみるのをおすすめします。
ソーシャルメディア
今や、ソーシャルメディアの浸透はすさまじいものがあります。MixiやTwitterがソーシャルメディアの走りでしたが、今はFacebookやIndtagramなどの進出も目を見張るものがあります。
この中でもMixiやInstagramは、あまり士業の商売との相性はよくありません。登録に本名が必要のないTwitterも、信頼が売りの士業が使うにはちょっと難しいかも知れません。
対してFacebookは、必ず名前の登録が必要なのでソーシャルメディアの中では信頼性が高めです。ただ、ソーシャルメディアは、ホームページとは違って、いきなりサービスを売り込んだり、宣伝したりしたら嫌われます。ほぼそういうことはできないと思っていただいた方が良いでしょう。
この辺りが分からず、ホームページ代わりのようにFacebookを使うと失敗します。管理や更新がとても簡単なので、ついホームページ代わりとしてしまうこともあるようですが、そもそもホームページとFacebookでは役割が違います。
(ホームページとFacebookの役割については、以下の記事でもご紹介しておりますので、参考にしてみてください。士業のホームページ&Facebook 新規顧客獲得のための活用術)
Facebookの役割は、周囲の人(お客様など)と交流を図ること。気軽なコミュニケーションがとりやすいので、人脈を作ったり、つなぎとめたり、お客様との信頼関係を構築したりするのには、とても向いている媒体です。
即売りにつながる訳ではありませんが、上手に運用すれば、将来のお客様とつながりが持てます。一度、試してみても良いのではないでしょうか。
各メディアへの広告出稿
最近、士業とお客様をマッチングするような、紹介型ポータルサイトも増えています。
たとえば、有名なところで言えば、
弁護士ドットコム
https://www.bengo4.com/
です。その他、全士業を検索できるポータルサイトや、弁護士以外の各士業のポータルサイトも存在しています。ここに掲載して、集客に成功している先生も少なからずいます。ポータルサイトのメリットは、ニーズが高まっているお客様が訪れるため、楽に集客ができるという点です。
デメリットとしては、同業者がたくさん登録しているため、その中で比較されてしまい検討段階で落とされる可能性も高いという点が挙げられます。また、ポータルサイトが元気に集客しているときは良いのですが、ポータルサイト自体に集客力や勢いがなくなってしまうと、その打撃を直に受けてしまうのも問題です。
もしポータルサイトのみに集客を頼っていたら、ポータルサイトの調子に売上等が左右されてしまい、安定した集客が見込めません。
安定的に集客をしていくなら、自分で簡単に調整できるホームページがやはりおすすめです。ただ、何もホームページだけにこだわる必要もないので、ホームページを作成した上でポータルサイトに登録したり、紙媒体の宣伝広告を売ったりなど、集客チャネルを広げていくと良いでしょう。
集客チャネルを複数持っていれば、どれかの調子が悪くなっても、それほど大きな打撃を受けなくてすみます。1つの集客媒体だけに頼らず、入口は分散しておきましょう。
まとめ
- 士業のネット集客術として、ホームページは必須ツール
- ホームページを作ったら、目にとめてもらうため、アクセスアップ対策をしよう
- アクセスアップ対策が無料でできるSEO、有料なのがリスティング広告
- ソーシャルメディアは、すぐ「売り」にはつながらない
- ソーシャルメディアは、お客様とのコミュニケーションを測る場と認識しよう
- お客様と士業をマッチングするポータルサイトへの登録は、よくよく考えた上で